ワールドチャレンジ (ゴルフ)
ワールドチャレンジ(英: World Challenge)は毎年12月にバハマで開催されるタイガー・ウッズ主催のPGAツアー非公認の招待大会。ゴルフ日本シリーズとの日程が重なる。2014年からは冠大会としてヒーロー・ワールドチャレンジとなっている。
ヒーロー・ワールドチャレンジ | |
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トーナメント情報 | |
創設 | 1999 |
開催地 | バハマ |
開催コース |
ALBANY (2015) Isleworth Gold & Country Club (2014) Sherwood Country Club (2000–13) Greyhawk Golf Club (1999) |
ツアー | PGAツアー |
競技方法 | ストロークプレー |
賞金総額 | $3,500,000 |
開催月 | 12月 |
最高記録 | |
最少打数 | 262 ジョーダン・スピース (2014) |
通算スコア | −26 ジョーダン・スピース (2014) |
最新優勝者 | |
スコッティ・シェフラー |
フォーマット
編集大会は招待された16名とホストのウッズが出場する。内訳は前年度優勝者と世界ランク上位のうち11名、そして主催者推薦の4名である。2008年大会では同年のメジャー選手権優勝者と2名の特別招待者の18名が参加された[1]。
本大会の獲得賞金はプロゴルフツアーの対象外であるが、2009年から世界ランクポイント対象大会となった[2]。優勝賞金100万ドル。
歴史
編集大会は1999年に始まり、アリゾナ州スコッツデールのグレイホークGCで行われた。
2008年、ウッズは初めてこの大会を欠場。2009年も同様に欠場した。2010年の大会で再び出場した[3]。
2013年から開催地をフロリダ州アイズルワースに舞台を移し、2014年の第16回大会からはインドのオートバイメーカーのヒーロー・モトコープがタイトルスポンサーに就任し、冠大会となっている[4]。
2014年には日本人で初めて松山英樹が出場した。しかしホストのウッズはスコアが伸びずハンター・メイハンとともに最下位(17位タイ)に終わった。
2015年大会は舞台をバハマに移しての開催。2年連続で松山英樹が出場。しかしウッズは欠場した。
歴代優勝者
編集年 | 優勝者 | スコア | 2位との差 | 2位 | 優勝賞金 ($) | 会場 | |
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Hero World Challenge | |||||||
2024 | スコッティ・シェフラー (2) | 263 | −25 | 6 strokes | Tom Kim | 1,000,000 | Albany |
2023 | スコッティ・シェフラー | 268 | −20 | 3 strokes | Sepp Straka | 1,000,000 | Albany |
2022 | ビクトル・ホブラン (2) | 272 (−16) | 2打差 | スコッティ・シェフラー | 1,000,000 | Albany | |
2021 | ビクトル・ホブラン | 270 (−18) | 1打差 | スコッティ・シェフラー | 1,000,000 | Albany | |
2020 | 新型コロナウイルス感染拡大のため中止[5] | ||||||
2019 | ヘンリク・ステンソン | 270 (−18) | 1打差 | ジョン・ラーム | 1,000,000 | Albany | |
2018 | ジョン・ラーム | 268 (−20) | 4打差 | トニー・フィナウ | 1,000,000 | Albany | |
2017 | リッキー・ファウラー | 270 (−18) | 4打差 | チャーリー・ホフマン | 1,000,000 | Albany | |
2016 | 松山英樹 | 270 (−18) | 2打差 | ヘンリク・ステンソン | 1,000,000 | Albany | |
2015 | バッバ・ワトソン | 263 (–25) | 3打差 | パトリック・リード | 1,000,000 | Albany | |
2014 | ジョーダン・スピース | 262 (–26) | 10打差 | ヘンリク・ステンソン | 1,000,000 | ||
Northwestern Mutual World Challenge | |||||||
2013 | ザック・ジョンソン | 275 (−13) | プレーオフ | タイガー・ウッズ | 1,000,000 | ||
World Challenge presented by Northwestern Mutual | |||||||
2012 | グレーム・マクドウェル (2) | 271 (−17) | 3打差 | キーガン・ブラッドリー | 1,000,000 | ||
Chevron World Challenge | |||||||
2011 | タイガー・ウッズ (5) | 278 (−10) | 1打差 | ザック・ジョンソン | 1,200,000 | ||
2010 | グレーム・マクドウェル | 272 (−16) | プレーオフ | タイガー・ウッズ | 1,200,000 | ||
Chevron World Challenge presented by Bank of America | |||||||
2009 | ジム・フューリク | 275 (−13) | 1打差 | グレーム・マクドウェル | 1,350,000 | ||
2008 | ビジェイ・シン | 277 (−11) | 1打差 | スティーブ・ストリッカー | 1,350,000 | ||
Target World Challenge presented by Countrywide | |||||||
2007 | タイガー・ウッズ (4) | 266 (−22) | 7打差 | ザック・ジョンソン | 1,350,000 | ||
2006 | タイガー・ウッズ (3) | 272 (−16) | 4打差 | ジェフ・オギルビー | 1,350,000 | ||
2005 | ルーク・ドナルド | 272 (−16) | 2打差 | ダレン・クラーク | 1,300,000 | ||
2004 | タイガー・ウッズ (2) | 268 (−16) | 2打差 | パドレイグ・ハリントン | 1,250,000 | ||
Target World Challenge presented by Williams | |||||||
2003 | デービス・ラブ3世 (2) | 277 (−11) | 2打差 | タイガー・ウッズ | 1,200,000 | ||
2002 | パドレイグ・ハリントン | 268 (−20) | 2打差 | タイガー・ウッズ | 1,000,000 | ||
Williams World Challenge | |||||||
2001 | タイガー・ウッズ | 273 (−15) | 3打差 | ビジェイ・シン | 1,000,000 | ||
2000 | デービス・ラブ3世 | 266 (−22) | 2打差 | タイガー・ウッズ | 1,000,000 | ||
1999 | トム・レーマン | 267 (−13) | 3打差 | デビッド・デュバル | 1,000,000 |
脚注
編集- ^ “Chevron World Challenge - Furyk Keeps Lead, Couples Three Back”. Golf Digest. (December 19, 2008) October 18, 2012閲覧。.
- ^ “Tiger Woods, in most events in 7 years, to figure out how much is too much”. Fox News. Associated Press. (October 17, 2010) October 18, 2012閲覧。
- ^ “Tiger Woods Tees It Up at the 2011 Chevron World Challenge on Thursday”. The Golf Dream. (November 28, 2011). オリジナルの2012年4月26日時点におけるアーカイブ。
- ^ “Hero MotoCorp clinches the title sponsorship of the PGA Tour's golfing event”. The Economic Times. (September 15, 2014)
- ^ “Hero World Challenge canceled for 2020”. PGA Tour (October 19, 2020). October 19, 2020閲覧。