ワン・ウェイ・レコード
ワン・ウェイ・レコード(One Way Records)は、ニューヨーク州オールバニに拠点を置く独立系レコード・レーベルで、クラシック・ロック・アルバムの低価格な再発を専門としている[1]。1990年代には、音楽業界におけるレコード盤からコンパクトディスクへの移行がなされていく過程で、「見落とされた」レコード・ビジネスとして、迅速な再発が行われた[2]。この再発ニッチと呼べる需要を同様に満たした他のレーベルは、コレクターズ・パイプライン、ライノ・レコード、レイザー&タイが存在した[2]。
ワン・ウェイ・レコード One Way Records | |
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親会社 | アライアンス・エンターテインメント |
設立 | 1971年 |
設立者 | デイヴィッド・シュラン |
解散 | 2000年代 |
現況 | 活動なし |
ジャンル | 様々 |
国 | ![]() |
本社所在地 | ニューヨーク州オールバニ |
それは低価格なタイトルとカットアウトのためにラック・ジョバー (rack jobber)と音楽ディストリビューターを担う会社の一部という存在であった。同社は1971年にデイヴィッド・シュランによって設立され[3]、彼が1995年まで社長を務め、1999年からまた社長に復帰した[4]。
1995年に、アライアンス・エンターテインメント (Alliance Entertainment)に、1850万ドルで売却がなされた。その時点で、同社の年間収益はまさに3500万ドルを超えるほどで、そのうちレーベルが15%を占めていた[5]。
1994年、アーティスト兼レパートリー・ディレクターのテリー・ワクスムスは「遅かれ早かれそれは徐々になくなっていくでしょうけれど、少なくともあと5〜10年間は続けられると予想しています」と予測した[2]。レーベルは2000年代初頭に閉鎖された。
関連項目
編集脚注
編集- ^ “"Indie Labels Thrive by Mining Majors' Catalogs for Reissues"”. Billboard: p. 116. (October 29, 1994)
- ^ a b c Hillel Italie (June 24, 1994). “"See These on CDs? Old Records Fall Through Cracks"”. Deseret News
- ^ “Industry Shuffle”. CMJ: p. 12. (October 11, 1999)
- ^ Ed Christman (September 25, 1999). “"Retail Track: Schlang Returns to One Way"”. Billboard: p. 82
- ^ Ed Christman (June 24, 1995). “Retail Track: Ever-Growing Alliance to Pay $18.5 Million for One Way”. Billboard: p. 58
外部リンク
編集- One Way Recordsのディスコグラフィ - Discogs
- One Way Recordsの発売作品 - MusicBrainz