ワベル・ラムカラワン

セーシェルの第5代大統領

ワベル・ジョン・チャールズ・ラムカラワン英語: Wavel John Charles Ramkalawan, 1961年3月15日 - )は、セーシェル政治家。同国の第5代大統領を務めている。セーシェル民主同盟英語版所属。セーシェル聖公会司祭でもある。独立以来、長年の与党だった統一セーシェルに野党候補として、大統領選挙に当選した[1]

ワベル・ジョン・チャールズ・ラムカラワン
Wavel John Charles Ramkalawan

2020年撮影

任期 2020年10月26日在任中

出生 (1961-03-15) 1961年3月15日(63歳)
英王領植民地セーシェル(現セーシェルの旗 セーシェル)、マヘ島
政党 セーシェル国民党英語版(SNP)
配偶者 リンダ・ラムカラワン

経歴

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ラムカラワンはマヘ島の質素な家庭で、3人兄弟の末っ子として生まれる。祖父はインドビハール州出身で父は金属加工職人、母は教師であった。セント・ポール神学校で神学を学んだ後、1985年に司祭へ叙階される。その後、バーミンガム大学でも神学を学んだ。

帰国後はいくつかの小教区で司祭として働いた。彼を政治の道へ進ませたのは司祭としての仕事だった。司祭活動を通じて、統一セーシェル一党独裁政権下の弾圧を目の当たりにする。教会で自由の拡大、法の支配の遵守を提唱した[2]

1991年、統一セーシェルの反体制派だったジャン=フランソワ・フェラーリと共に政党の創設に携わった。独裁者であったフランス=アルベール・ルネ東側諸国の崩壊に恐れ、複数政党制の復活を発表したため、1993年の議会選挙に出馬したもの、4%の投票しか入らず、議会議員に当選できなかった[3]。やがて、2001年にはルネと対戦することになったが、54%対45%と惜しくも敗れた。ルネが辞任した後はジェイムス・ミッシェルの有力な対戦相手となり、2015年の総選挙では50.15%対49.85%と僅かな差で惨敗[4]

2020年にはダニー・フォール大統領を破り、54.9%対43.9%とセーシェル初の平和的な政権交代を迎え、同年10月に大統領職に就いた。就任後の公約として「海洋安全保障の保全、麻薬乱用や海賊行為の防止などの相互な強力の拡大」を掲げる[5]

脚注

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出典

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公職
先代
ダニー・フォール
セーシェルの大統領
2020年 -
次代
在任中