ローレンス・ローゼン (弁護士)
ローレンス・ローゼン(Lawrence Rosen、短くLarry Rosen)は、弁護士(事務系の弁護士、attorney)であり、コンピュータ・スペシャリスト(専門家)である。彼はRosenlaw & Einschlagというカリフォルニア州の技術系ロー・ファームの共同設立者である。同所は技術系企業向けに知的財産権の保護、ライセンシング、商業取引を専門に扱う。同時に彼はOpen Source Initiativeの法務顧問(general counsel)ならびに書記を務め、Apacheソフトウェア財団、Pythonソフトウェアプロジェクト(Pythonソフトウェアの一覧参照)、そしてFree Standards Group(当時)などオープンソース企業ならびにプロジェクトへの法的な助言を行っている[1]。
Larry Rosen | |
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ローゼンは2006年春季までスタンフォード・ロー・スクールにおける法学の講師を務めていた[1]。
彼はAcademic Free LicenseならびにOpen Software Licenseの著作権者である。また彼はOpen Web Foundation、Apacheソフトウェア財団の理事を務める。
脚注
編集- ^ a b “LAWRENCE ROSEN” (PDF). www.rosenlaw.com. 2011年8月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年8月20日閲覧。
外部リンク
編集- Lawrence Rosen's page at Rosenlaw & Einschlag
- オープンソース法 - 著書『Open Source Licensing: Software Freedom and Intellectual Property Law』(ISBN 978-0131487871)の翻訳。
- OSDN Magazine関連記事
- オープンソース・ライセンスを選ぶ(2004年当時の記事) - 企業とオープンソース・コミュニティ双方が利益を得る形を取るためのライセンスの選択についての彼のコメント。デュアルライセンスの採用、ライセンスの互換性の考慮、ライセンスの保護対象著作物の検証(例えばGPLならば二次的著作物すべて、MPLならばそれよりも対象範囲は狭まり、Apache LicenseやBSDライセンスは派生物はすべて別の許諾条件に変更可能、というようにその保護される著作物の対象範囲は異なる)、下流受領者に対する特許権の授与や特許攻撃からの防衛、その他司法やライセンスと契約についての考え方など、ソフトウェアをFLOSSする際のライセンスの考慮点について述べている。
- FirefoxをめぐるDebianとMozillaの対立の背景 - DebianプロジェクトによるMozilla Firefoxのパッケージ名変更(Iceweasel)についての彼のコメント。多くのFLOSSライセンスは著作権ならびに著作権法に依拠しているが、商標やその根拠となる商標法と著作権は本質的に保護する対象が異なることを彼は述べている。