ティーンエイジャー
ティーンエイジャー(英語: Teen-ager)とは、13〜19歳の少年少女を指す言葉である[1]。ティーンエージャー、ティンエイジャー、ティーネイジャー、ティーネージャーと表記される場合もあり、ティーン (teen) 、ティーンズ (teens) と略されることもある。同じ概念の言葉は日本語には無い。
誤りであるが、和製英語としてティーンやティーンズを10代と表現する場合がある(超十代など。)。また、文学など統計的な厳密さを求めない場合は意訳として10代と訳す場合がある。
概要
編集10代の前半はローティーン(和製英語: low teen)、中ほどはミドルティーン(和製英語: middle teen)、後半はハイティーン(和製英語: high teen)という[2]。この境目に明確な定義はない。なお、ローティーン、ミドルティーン、ハイティーンという単語は和製英語である。ティーンエイジャーは子供から大人への移行期であるが、ローティーンはまだ子供の特徴が強く、ミドルティーンは子供の特徴と大人の特徴が半分くらい、ハイティーンは大人の特徴が強いと言われる。しかし、ローティーンで既に大人の特徴が強い者がいたり、ハイティーンでもまだ子供の特徴が強い者がいるなど、個人差もある。
また、ローティーン[3]、またはローティーンよりさらに下の年齢[4]、10歳前後[5]を「乳臭い十代」という意味でミルクティーン(和製英語: milkteen)と呼ぶ表現もある[3]。
英語での Teen-ager
編集英語では、Teen-ager は、語尾に-teenのつく13歳から19歳までの若者を指す。おおむね思春期・中高生と重なり合う。英語では、語尾に-teenのつかない9歳から12歳の少年少女をプレティーン(英語: preteen)、プレティーンエイジャー(英語: preteen-ager)と呼ぶ[2]。13歳から15歳ごろの少年は a boy in his early teens 、16歳ごろから19歳までの少女は a girl in her late teens などと表現する。
日本語での10代という表現は英語には無い(20から90代はtwentiesやninetiesなどの日本語に相当する表現がある。) 。
ティーンエイジャーの特徴
編集脚注
編集注釈
編集- ^ 男性14歳・女性12歳になっても始まらない場合は思春期遅発となる。大山建司「<総説> 思春期の発現」『山梨大学看護学会誌』第3巻第1号、山梨大学看護学会、2004年、3-8頁、doi:10.34429/00003695、ISSN 1347-7714。
- ^ 男性は陰毛の発生まで思春期に入っている事に気づきにくい。 「思春期早発症」とは(武田薬品工業)・思春期早発症の症状(武田薬品工業)
出典
編集- ^ “ティーンエージャー〔teenager〕”. 大辞林 第三版. エキサイト. 2016年3月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年12月6日閲覧。
- ^ a b 坂田俊策『NHKカタカナ英語うそ・ほんと』日本放送出版協会、1988年5月20日、58頁。ISBN 4-14-018006-4。
- ^ a b 荒川惣兵衛『角川外来語辞典』角川書店、1967年、1341頁。NDLJP:2514573/674
- ^ 『保母養成講座 第10巻』全国社会福祉協議会、1963年、114-115頁。NDLJP:9548218/65
- ^ 『時事用語解説 1963年版 続編』84頁。NDLJP:2437677/46
- ^ ラブ、エイジング。|私のからだもエイジング?!(ワコール、2017年3月閲覧)