ロンド島
ロンド島 (ロンドとう、フランス語: Île Ronde、英語: Round Island)は、モーリシャス島の22.5 km北にある無人島である。ロンド島は1.69 km2の広さを有し、最高地点の標高は280 mである。ロンド島は1957年以降、自然保護区となっており、国立公園保存局(NPCS)とモーリシャス野生動物財団によって共同で管理されている[1]。
ロンド島 | |
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西側から望むロンド島。右側(北側)に見えるのは、セルパン島である。 | |
所在地 | モーリシャス |
所在海域 | インド洋 |
座標 | 南緯19度51分00秒 東経57度47分00秒 / 南緯19.85度 東経57.7833度座標: 南緯19度51分00秒 東経57度47分00秒 / 南緯19.85度 東経57.7833度 |
面積 | 1.69 km² |
最高標高 | 280 m |
プロジェクト 地形 |
また、ロンド島の周辺はスクーバダイビングの名所としても知られるが、島内は自然保護区であるため立入禁止となっている[2]。
生物
編集ロンド島にしか存在しない希少な爬虫類が存在し、それらには、ロンド島トカゲ、ギュンターヒルヤモリ、ロンド島ボア、および絶滅したボリエリアボアが含まれる[3]。
こうした爬虫類を含む生態系は、外部からネズミや猫がもたらされたことで危機にさらされていた。しかし、保全生態学者のカール・ジョーンズらによる生態系保護の努力が行われた結果、ロンド島トカゲの数は増加しつつある[4]。
歴史
編集1794年10月22日、セイロン侵攻の過程で、ロンド島沖でイギリス海軍とフランス海軍の戦いが行われた(ロンド島の戦い)[6]。
脚注
編集- ^ “Round Island: General Information”. Mauritian Wildlife Foundation. 2012年2月17日閲覧。
- ^ “『デジタル大辞泉』「ロンド島」”. 2016年11月20日閲覧。
- ^ "Mascarene forests". Terrestrial Ecoregions. World Wildlife Fund. 2008年1月24日閲覧。
- ^ Jones, Carl (November 1998). “On the Edge, no. 83”. Case Study: Reptile Recovery on Round Island. Durrell Wildlife Conservation Trust. 2016年11月20日閲覧。
- ^ “IUCN Red List of Threatened Species”. IUCN Red List. 2012年8月1日閲覧。
- ^ Parkinson, C. Northcote (1954). War in the Eastern Seas, 1793 - 1815. London: George Allen & Unwin Ltd,p.77.