ロベルト・ロセッティ
ロベルト・ロセッティ(Roberto Rosetti, 1967年9月18日 - )は、イタリア、ペチェット・トリネーゼ出身のサッカー審判員である。
個人情報 | |||
---|---|---|---|
フルネーム | Roberto Rosetti | ||
誕生日 | 1967年9月18日(57歳) | ||
出身地 |
イタリア ペチェット・トリネーゼ | ||
国内 | |||
年 | リーグ | 役割 | |
1994–1997 1997-2010 |
セリエC セリエAおよびB |
審判員 審判員 | |
国際 | |||
年 | リーグ | 役割 | |
2002-2010 | FIFA | 審判員 |
イタリア語、英語、フランス語を話すことができる。対話型の審判として知られ、試合の序盤では笛を吹くたびに選手に声をかけて判断基準を示す[1]。イタリア北部のクラブであるインテル、ACミランに甘いとして、中部のクラブであるASローマやフィオレンティーナのファンから批判されることがある[1]。
経歴
編集セリエC、セリエBの審判を経て、1998年4月19日にナポリ対サンプドリア戦でセリエAデビュー。2006年から2009年まで4年連続でセリエA最優秀審判賞を受賞している。受賞回数はピエルルイジ・コリーナの7回に次いで2位である。
2002年1月11日にチュニジア対カメルーン戦で国際大会デビューし、その後FIFAコンフェデレーションズカップ、FIFAワールドカップ、UEFAチャンピオンズリーグ、UEFA欧州選手権、FIFAクラブワールドカップなど数多くの国際大会で主審を務めている。
2009年には、ベルギーで製作されたドキュメンタリー映画、「レフェリー 知られざるサッカーの舞台裏」に出演した[2]。
2010 FIFAワールドカップ、決勝トーナメント1回戦、アルゼンチン対メキシコ戦でオフサイドであったカルロス・テベスのゴールを認める誤審をしてしまい、FIFAのゼップ・ブラッター会長がメキシコに陳謝することとなった[3]。帰国の途についた彼はその後現役を引退しセリエBで後進の指導にあたることを明らかにしている[3]。
2006 FIFAワールドカップ
編集ドイツW杯では、グループリーグ3試合と決勝トーナメント1試合で笛を吹いた。
- グループリーグ: パラグアイ vs トリニダード・トバゴ
- グループリーグ: アルゼンチン vs セルビア・モンテネグロ
- グループリーグ: メキシコ vs イラン
- 決勝トーナメント1回戦: フランス vs スペイン
UEFA欧州選手権2008
編集UEFA欧州選手権2008では、グループリーグ2試合と決勝トーナメント2試合で笛を吹いた。
2010 FIFAワールドカップ
編集南アフリカW杯では、グループリーグ1試合と決勝トーナメント1試合で笛を吹いた。
脚注
編集- ^ a b footballista、ソルメディア、2010年6月24日号、26頁
- ^ 映画『レフェリー 知られざるサッカーの舞台裏』公式サイト
- ^ a b “テベスのオフサイド見逃した「誤審」レフェリーが引退”. 産経新聞 (2010年7月9日). 2010年7月10日閲覧。