ロナルド・デフェオ・ジュニア
ロナルド"ブッチ"・デフェオ・ジュニア(Ronald Joseph "Butch" DeFeo Jr.、1951年9月26日[1] - 2021年3月12日)は、アメリカ合衆国の殺人犯。『悪魔の棲む家』のモデルとなった「デフェオ一家殺害事件」の犯人。
事件
編集1974年11月13日午後6時30分頃、ニューヨーク州アミティヴィルの自宅(オーシャン・アベニュー112番地)で、両親と4人の弟妹全員を35口径のレバー式マーリン・ライフルで射殺した[2][3][4]。
1975年の裁判で、彼は「頭の中にいる何者かの声に『殺せ』とせき立てられていた」と主張したが、終身刑の判決を受けた。ニューヨーク州ビークマン(Beekman)にあるグリーン・ハーベン終身刑務所(Green Haven Correctional Facility)で服役していた。
2021年2月2日にアルバニー医療センターに移送され何らかの治療を受けていたが、2021年3月12日に死亡した[5][6]。これにより、デフェオ一家は殺人犯を含めて、全員死亡となった。
犠牲者
編集- 父:ロナルド・デフェオ・シニア(44歳)
- 母:ルイーズ・デフェオ(42歳)
- 長女:ドーン・デフェオ(18歳)
- 次女:アリソン・デフェオ(13歳)
- 次男:マーク・デフェオ(12歳)
- 三男:ジョン・デフェオ(9歳)
※ドーン以外全員が2階寝室で、ドーンが3階寝室で射殺された。
備考
編集1977年にジェイ・アンソンがラッツ一家の恐怖体験を基に書いた小説「アミティヴィル・ホラー(The Amityville Horror)」(映画『悪魔の棲む家』の原作)は、内容にかなりの嘘があることが指摘されている(悪魔の棲む家#『アミティヴィルの恐怖』も参照)が、実はラッツ夫妻に“家に棲みつく悪魔の仕業”にして、体験談を出版することで多額の収入を得ることが出来ると持ちかけたのは、ロナルドの弁護を担当した弁護士であった。
関連項目
編集脚注
編集- ^ Talking with Serial Killers: The Most Evil People in the World Tell Their Own Stories Google E-books, ISBN 1843586177
- ^ “(Slideshow: Gunbox)”. The Amityville Murders™. 2008年12月10日閲覧。
- ^ Lynott, Douglas B. “The Real Life Amityville Horror”. truTV Crime Library. Trutv.com. 2008年12月10日閲覧。
- ^ DJ - The Amityville Horror
- ^ Valenti, John (March 15, 2021). “'Amityville Horror' killer Ronald DeFeo Jr. dies in state custody, officials say”. Newsday March 15, 2021閲覧。
- ^ “『悪魔の棲む家』モデルとなった殺人事件の犯人、獄中で死亡”. 女性自身. (2021年3月16日) 2021年3月16日閲覧。