ロス・トーマス (作家)
ロス·トーマス(Ross Thomas、1926年2月19日 - 1995年12月18日)は、アメリカ合衆国の作家、脚本家。 別筆名にオリバー・ブリーク。
ロス·トーマス Ross Thomas | |
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生年月日 | 1926年2月19日 |
没年月日 | 1995年12月18日(69歳没) |
出生地 | アメリカ合衆国オクラホマ州オクラホマシティ |
死没地 | アメリカ合衆国カリフォルニア州サンタモニカ |
職業 | 脚本家・作家 |
オクラホマシティ出身。オクラホマ大学卒業後、兵役をへてジャーナリスト、編集者、政府の新聞担当広報マン等となり、ヨーロッパやアフリカに滞在する。
1966年のデビュー作『冷戦交換ゲーム』でアメリカ探偵作家クラブの最優秀処女長編賞を受賞。1984年の『女刑事の死』で同クラブの最優秀長編賞を受賞。サスペンス、スパイ小説の巨匠とされる。
1995年12月、肺癌のため死去。
翻訳された著作
編集- 『冷戦交換ゲーム』(丸本聡明訳、早川書房、世界ミステリシリーズ) 1968
- 『可愛い娘』(筒井正明,近見昌三共訳、立風書房) 1974
- 『ポークチョッパー : 悪徳選挙屋』(筒井正明訳、立風書房) 1974
- 『強盗心理学』(オリバー・ブリーク名義、尾坂力訳、立風書房) 1976
- 『恐喝 : シンガポールウインク』(筒井正明,近見昌三共訳、立風書房) 1976
- 『クラシックな殺し屋たち』(筒井正明訳、立風書房) 1976
- 『悪魔の麦』(筒井正明訳、立風書房) 1980
- 『大博奕』(志摩政美訳、立風書房) 1982
- 『女刑事の死』(藤本和子訳、早川書房、Hayakawa novels) 1986、のちハヤカワミステリアス・プレス文庫、のちハヤカワミステリ文庫
- 『五百万ドルの迷宮』(菊池光訳、早川書房、The Mysterious Press) 1988、のちハヤカワミステリアス・プレス文庫
- 『モルディダ・マン』(山本やよい訳、早川書房、ハヤカワミステリアス・プレス文庫) 1989
- 『八番目の小人』(藤本和子訳、早川書房、ハヤカワミステリアス・プレス文庫) 1989
- 『神が忘れた町』(藤本和子訳、早川書房、The Mysterious Press) 1990、のちハヤカワミステリアス・プレス文庫
- 『黄昏にマックの店で』(藤本和子訳、早川書房、The Mysterious Press) 1992、のちハヤカワミステリアス・プレス文庫
- 『獲物』(菊地よしみ訳、早川書房、The Mysterious Press) 1995
- 『欺かれた男』(菊地よしみ訳、早川書房、The Mysterious Press) 1996
- 『暗殺のジャムセッション』(真崎義博訳、早川書房、Hayakawa pocket mystery books) 2009
- 『愚者の街』(松本剛史訳、新潮社、新潮文庫) 2023
- 『狂った宴』(松本剛史訳、新潮社、新潮文庫) 2024
映画
編集原作・原案
編集脚本
編集外部リンク
編集- "Ah, Treachery!," a long essay about his books by Ethan Iverson