ロシアの徴兵制度
ロシアにおける徴兵制度の概要と変遷
概要
編集ロシアでは外国人を含めて軍への登録が必要になる。登録をしなかった場合内務省などに拘束される[1]。特に2022年からのウクライナ侵攻で兵員が不足しており、厳しい取り締まりが続いている。ハバロフスクでは700人以上が徴兵逃れの摘発を受けた[1]。
徴兵の流れ
編集1998年3月28日の連邦法では、兵役について以下の通りの手順で行われると明記した[2]。
- 軍への登録
- 兵役への準備
- 徴兵
- 徴兵による兵役の終了
- 予備役としての登録
兵役拒否
編集ロシアには良心的兵役拒否制度があるが、ウクライナ侵攻が「特別軍事作戦」である以上戦争に反対するための良心的兵役拒否はできない。また平時でも良心的兵役拒否制度を使用することは難しいとされている[3]。
なお、良心的兵役拒否とは別に、以下に該当する人物は兵役を免除できる[4]。
- ロシア連邦において兵役中、または兵役を終了しているもの
- 公務員として勤務しているもの
- ロシア連邦の国際条約で規定されている場合に、他国での兵役を終えたもの
- 健康上の理由で兵役に適していないもの
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b “ロシア、兵役逃れ移民の国籍剝奪 摘発を強化、700人「強制登録」”. 朝日新聞 (2024年10月19日). 2025年1月26日閲覧。
- ^ “Федеральный закон от 28.03.1998 N 53-ФЗ (ред. от 02.10.2024) "О воинской обязанности и военной службе"” (ロシア語). КонсультантПлюс. 2025年1月26日閲覧。
- ^ “ウクライナ、ロシアの平和活動家と良心的兵役拒否者と国際的な支援運動について”. ne plu kapitalismo (2024年1月21日). 2025年1月26日閲覧。
- ^ “Статья 23. Освобождение от призыва на военную службу. Граждане, не подлежащие призыву на военную службу. Освобождение от исполнения воинской обязанности” (ロシア語). КонсультантПлюс. 2025年1月26日閲覧。