レーナ・レヘトライネン
レーナ・レヘトライネン(Leena Lehtolainen、1964年3月11日 - )は、フィンランドの小説家、推理作家。女性。
レーナ・レヘトライネン Leena Lehtolainen | |
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レーナ・レヘトライネン(2011年) | |
誕生 |
1964年3月11日(60歳)![]() |
職業 | 小説家 |
言語 | フィンランド語 |
ジャンル | 推理小説 |
代表作 | マリア・カッリオ・シリーズ |
主な受賞歴 | 推理の糸口賞 |
デビュー作 | Ja äkkiä onkin toukokuu (1976) |
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略歴
編集1976年、12歳で小説家デビュー。ヘルシンキ大学ではフィンランド文学を専攻。1993年に第1作を発表した女性警官マリア・カッリオ・シリーズで国内外で人気を博す。このシリーズはフィンランドの首都ヘルシンキに隣接するエスポーが主な舞台。マリア・カッリオは第1作では大学生で、第4作の『雪の女』からエスポー警察に勤務している。2003年にはフィンランドでテレビドラマ化もされた。フィンランド国外では特にドイツで人気が高く、シリーズ全作が翻訳出版されている。
受賞・候補歴
編集- 1997年 - 『雪の女』でフィンランド・ミステリ協会 推理の糸口賞受賞(前年出版の国内最優秀ミステリに贈られる賞)
- 2002年 - 『雪の女』が北欧5カ国のミステリを対象とするガラスの鍵賞にノミネート(この年の受賞作はアイスランドのアーナルデュル・インドリダソンの『湿地』)
- 2003年 - 『氷の娘』がガラスの鍵賞にノミネート(この年の受賞作はアーナルデュル・インドリダソンの『緑衣の女』)
日本語訳作品
編集- 雪の女 (訳:古市真由美、2013年1月、創元推理文庫、ISBN 978-4-488-28004-8 )(Luminainen (1996)) - マリア・カッリオ・シリーズ第4作
- 氷の娘 (訳:古市真由美、2013年9月、創元推理文庫、ISBN 978-4-488-28005-5 )(Kuolemanspiraali (1997)) - マリア・カッリオ・シリーズ第5作
- 要塞島の死 (訳:古市真由美、2014年5月、創元推理文庫、ISBN 978-4-488-28006-2 )(Tuulen puolella (1998)) - マリア・カッリオ・シリーズ第6作
作品リスト
編集マリア・カッリオ・シリーズ
編集- Ensimmäinen murhani (1993)
- Harmin paikka (1994)
- Kuparisydän (1995)
- Luminainen (1996) 『雪の女』
- Kuolemanspiraali (1997) 『氷の娘』
- Tuulen puolella (1998) 『要塞島の死』
- Ennen lähtöä (2000)
- Veren vimma (2003)
- Rivo Satakieli (2005)
- Väärän jäljillä (2008)
- Minne tytöt kadonneet (2010)
ボディーガード三部作
編集- Henkivartija (2009)
- Oikeuden jalopeura (2011)
- Paholaisen pennut (2012)
その他
編集- Ja äkkiä onkin toukokuu (1976)
- Kitara on rakkauteni (1981)
- Tappava säde (1999)
- Sukkanauhatyttö ja muita kertomuksia (2001) - 短編集
- Kun luulit unohtaneesi (2002)
- Jonakin onnellisena päivänä (2004)
- Viimeinen kesäyö ja muita kertomuksia (2006) - 短編集
- Luonas en ollutkaan (2007)
- Taitoluistelun lumo (2010)
参考文献
編集- レーナ・レヘトライネン『雪の女』(2013年1月、創元推理文庫) 訳者あとがき(古市真由美)