レミパン
レミパンは、料理愛好家・平野レミが監修するフライパンシリーズの総称である。深型形状と自立する蓋を主な特長とし、2016年には、フライパンの取手にキッチンツールを一時置きできる機能を追加した「レミパンプラス」が登場した。
レミパン(黄色) | |
発売開始年 | 2001年 |
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会社名 | オダジマ・和平フレイズ |
生産状況 | 生産中 |
販売元 | 和平フレイズ |
レミパンプラス(レッド) | |
発売開始年 | 2016年 |
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会社名 | remy |
生産状況 | 生産中 |
販売元 | 和平フレイズ |
ウェブサイト | 公式サイト |
概要
編集2001年に、平野レミ監修のもと株式会社オダジマより発売。直径24cmの「レミパン」に加え、直径20cmの「ピコレミパン」もラインナップ。
2016年には、プロダクトデザイナー・柴田文江が設計を行ったモデル「レミパンプラス」が登場。既存の機能に加え、キッチンツールをハンドルに置ける新機能を搭載[1]。2016年にグッドデザイン賞[2]、ならびに人間中心設計推進機構によるHCDベストプラクティス賞(最優秀賞)[3]・人間工学グッドプラクティス賞(優秀賞)[4]を受賞している。
特徴
編集レミパン
編集雑誌「女性自身[5]」には、以下の特徴が書かれている。
- 直径24cm。
- 焼く、蒸す、揚げる、煮る、炒める、炊くの6役をこなせる。
- 高密度3層ふっ素コートで傷つきにくい。
- 熱伝導にすぐれたアルミ鋳造なので、調理時間が節約できる。
- ふたに水差し口があるので、ふたを開けなくても差し水ができる。
レミパンプラス
編集雑誌「MonoMax[6]」には、以下の特徴が書かれている。
- 直径24cm。軽量。
- 調理中、専用ツールがフライパンのハンドルに一時置きできる他、ガラス蓋の取手にもツールが置けるため、フタをして調理するときにもツールの置き場に困らない。
- フライパンひとつで多彩な料理ができる(煮る、炒める、炊く、蒸す、焼く、揚げるなど)
- フッ素コーティングを6層に渡りコーティングしているため、耐久性に優れているので、長く使い続けられる。
- 熱伝導率の高い、アルミ鋳造製なので、手早く調理ができる。
- IHクッキングヒーターなど、様々な電磁調理器に対応。
- 水滴をこぼさない、自立するフタ。
- フタには蒸気穴が装備され、吹きこぼれを防止。
開発秘話
編集レミパンプラス
編集2014年、キッチンブランド「remy」の立ち上げを期に、もう一度レミパンを発明し直すことはできないか、という想いから生まれた。開発にあたっては、「レミパン」ユーザーへのインターネット調査や、主婦や飲食店のシェフへのインタビュー、ウェアラブルカメラをつかって実際の調理中の行動を観察するなどの、様々な調査が行われた。キッチンツールがハンドルにおける機能は、こういった調査のもと、「キッチンツールの一時置きの場所がない」という、ユーザーの隠れた不満をもとに考案された。開発着手から3年、2016年に完成[7][8]。プロダクトデザイナーは柴田文江[9][10]。
販売店舗
編集その他
編集出典
編集- ^ レミパンプラス公式サイト
- ^ a b グッドデザイン賞ホームページ
- ^ U'eyes Design Incホームページ
- ^ 日本人間工学会ホームページ
- ^ 女性自身 2011年9月22日号 光文社
- ^ MonoMax 2017年4月号 宝島社
- ^ 「人間生活工学」通巻46号 2016年9月発行
- ^ 人間工学グッドプラクティス・データベース
- ^ Design Studio Sホームページ
- ^ pen No.405 2016年4月15日号 CCCメディアハウス出版
- ^ レタスクラブ 2012年2月10日発売 角川マガジンズ
- ^ タカラトミー公式Twitter 2017年3月14日
- ^ コムアイ公式Twitter 2017年3月2日