レディ・アンをさがして

レディ・アンをさがして[1] は、日本の作家・氷室冴子による、「ローマの休日」を下敷きにした戯曲形式の作品。また、はじめて原作を提供した藤田和子の漫画「ライジング!」での劇中劇で、OSK日本歌劇団の公演の演目でもある。

あらすじ

編集

某国の王女アントワージュは国の財政危機を救うため、政略結婚をさせられることになる。お見合い相手のロックフェラー家に滞在中、家出をしたアンはラルフ・ベッカーと出会い、恋に落ちるが……。

登場人物

編集
  • ラルフ・ベッカー:アイドル歌手専門の人気作曲家。
  • レディ・アン:王女アントワージュ。
  • フィル・ハーニー:アイドル歌手。
  • エバリーン・ロス:ラルフの秘書。
  • ロバート・ロックフェラー:アントワージュの結婚相手。
  • ジェニファ:ロックフェラー家のメイド。滞在中、レディ・アンの世話をする。
  • ジェラルド・スタントン:クラシックの人気作曲家。ラルフとは同期であり親友。

漫画「ライジング!」内の設定

編集
  • 脚本・演出:高師謙司
  • 振り付け:一ノ瀬了
  • 音楽:杉岡章二
  • 配役
    • ラルフ・ベッカー:石原花緯
    • レディ・アン:仁科祐紀(音楽学校在籍中に特別出演)
    • フィル・ハーニー:井上泉
    • エバリーン・ロス:日下佳絵

ミュージカル化

編集

1996年に、OSK日本歌劇団で「レディ・アンをさがして 〜Looking for Lady Anne〜」としてミュージカル化された。

脚注

編集
  1. ^ レディ・アンをさがして(角川文庫) 国会図書館サーチ ページ