レオ・ジェームス・レインウォーター
アメリカ合衆国の物理学者
レオ・ジェームス・レインウォーター(Leo James Rainwater、1917年12月9日 - 1986年5月31日)は、アメリカ合衆国の物理学者。1975年には特定の核子における非対称性の測定実績が評価され、ノーベル物理学賞を受賞した。
Leo James Rainwater レオ・ジェームス・レインウォーター | |
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生誕 |
1917年12月9日 アメリカ合衆国 アイダホ州カウンシル |
死没 |
1986年5月31日 (68歳没) アメリカ合衆国 ニューヨーク |
国籍 | アメリカ合衆国 |
研究機関 | コロンビア大学 |
出身校 |
コロンビア大学 カリフォルニア工科大学 |
博士論文 | Neutron beam spectrometer studies of boron, cadmium, and the energy distribution from paraffin (1946) |
主な受賞歴 | ノーベル物理学賞 (1975) |
プロジェクト:人物伝 |
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来歴
編集アイダホ州カウンシルで生まれ、父が1918年に大流行したスペインかぜのため病死すると、一家はカリフォルニア州ハンフォードに移り住んだ。1939年にカリフォルニア工科大学で物理学の学位を得ると、次いでカリフォルニア大学に進学した。在籍中はマンハッタン計画に加わり原子爆弾開発にも携わった。1939年にコロンビア大学大学院に入学し、1946年にはPh.D.(博士)の学位を修め、1952年には教授職に就き、1982年にはPupin Professor of Physicsに就任した。1963年にはその業績を称えアーネスト・ローレンス賞を、1975年にはオーゲ・ニールス・ボーアとベン・ロイ・モッテルソンと共にノーベル物理学賞を受賞した。
業績
編集1949年、それまでの常識を覆し、核子は必ずしもすべてが球ではないという理論を展開し始めた。この考えは後にオーゲ・ボーアとモッテルソンによって深化させられた。ジェームスはまたエックス線の化学的解析についても貢献し、原子力委員会や海軍の研究プロジェクトにも関与した。