ルカ・マリーニ

ルカ・マリーニ（Luca Marini, 1997年 8月10日 - ）は、イタリアマルケ州ウルビーノ出身のオートバイレーサー。ロードレース世界選手権 (MotoGP) で9度のチャンピオンを獲得したバレンティーノ・ロッシの異父弟である^[1]。

経歴

バレンティーノ・ロッシの両親が離婚後、母ステファニアが再婚し、1997年にルカが生まれた。この年に18歳のバレンティーノは世界グランプリ125ccクラスで最初のワールドチャンピオンを獲得した。マリーニは4歳の頃初めてオートバイに乗り、7歳でミニバイクレースに出場した。

2012年、15歳でロードレースに本格参戦し、イタリア選手権 (CIV) Moto3クラスでランキング9位。2013年はCIV Moto3クラスランキング4位、スペイン選手権 (CEV) Moto3クラスにもスポット参戦した。

2013年、世界グランプリ第12戦サンマリノGPにてMoto3クラスにワイルドカード参戦したが、完走できずにリタイアした。

2014年、兄ロッシが設立したVR46ライダーズ・アカデミーに所属。VR46とチーム・アスパーの合同チームよりCEV Moto3クラスにレギュラー参戦。

2015年、体格面の適性からMoto2クラスにステップアップし^[1]、CEV Moto2ヨーロッパ選手権に参戦（ランキング5位）。世界グランプリ第13戦サンマリノGPにてワイルドカード参戦。

2016年、フォワード・レーシングより世界グランプリMoto2クラスにレギュラー参戦を開始し、ランキング23位。2017年も同体制で参戦し、ランキング15位。

2018年、スカイ・レーシングチーム・VR46へ移籍し、3年目にして才能が開花。第9戦ドイツGPで3位初表彰台、第18戦マレーシアGPで初優勝を挙げ、ロッシと抱擁した。この年は優勝1回・2位2回・3位2回でランキング7位に躍進。

前シーズンのMoto2クラスでシリーズランキング2位という好績を残した後、VR46とエスポンソラマ・レーシングの合同チーム「スカイ・VR46アビンティア」から最高位クラスに参戦。Moto2チャンピオンとなったエネア・バスティアニーニとチームメイトになる。

2024年シーズンは、レプソル・ホンダを離脱したマルク・マルケスの空いたシートに埋まる形で加入した。

年	クラス	メーカー	チーム	出走回数	勝利数	表彰台数	PP	FL	ポイント	ランキング
2018	Moto2	カレックス	スカイ・レーシング・チーム・VR46	18	1	5	2	1	147	7位
2019	Moto2			19	2	4	1	2	190	6位
2020	Moto2			15	3	6	2	1	196	2位
2021	MotoGP	ドゥカティ	スカイ・VR46・アビンティア	18	0	0	0	0	41	19位
2022	MotoGP		ムーニー・VR46・レーシングチーム	20	0	0	0	1	120	12位
2023	MotoGP		ムーニー・VR46・レーシングチーム	18	0	2	2	0	201	8位
2024	MotoGP	ホンダ	レプソル・ホンダ	19	0	0	0	0	14	22位
Total				163	6	17	7	6	1002

^* 現在進行中のシーズン

(key)（太字はポールポジション斜体はファステストラップ）