リュバン・ボージャン
リュバン・ボージャン(Lubin Baugin, ピティヴィエ、1612年頃-パリ、1663年)は、17世紀のフランスの画家。宗教画や静物画などが現存している。
リュバン・ボージャン | |
---|---|
生誕 |
1612年頃 フランス王国、ピティヴィエ |
死没 |
1663年 フランス王国、パリ |
生涯
編集リュバン・ボージャンは1612年頃にピティヴィエの裕福な家系に生まれた。1622年から1628年の間に画家としての訓練を受け、1629年にサン=ジェルマン=デ=プレの画家親方として認められている[1]。1632年から33年頃にイタリアに向かい、その後ローマに滞在している。この間に最初の結婚をして息子と娘一人ずつをもうけている。この時期の彼の作品には、コレッジオやグイド・レーニ、ラファエロやパルミジャニーノといったイタリアの画家たちの影響が見られる。
1641年の時点ではパリに戻っている。1643年から1648年頃にはノートルダム寺院のための大作の依頼を受けている。また、1650年には当時の大蔵卿パルティセリ・デムリイーからの依頼を受けた記録が残っている。
ギャラリー
編集-
『巻き菓子のある静物』, 木材に油彩, 41 × 52 cm, ルーヴル美術館, パリ
-
Vierge à l'enfant avec Saint Jean-Baptiste, キャンバスに油彩, 120x93 cm, レンヌ美術館, フランスレンヌ
参照
編集- ^ Bénézit et al. 2006, p. 1348.
参考資料
編集- Bénézit, E., Busse, J., Dorny, C., Murray, C. J., & Beaulah, K. (2006). Dictionary of artists. Paris: Gründ. ISBN 2700030702