リュウキュウガキ(学名:Diospyros maritima)は、カキノキ科カキノキ属の植物。フィリピンではMalatinta, Kanomoi、マレーシアサバ州ではKayu malam、台湾では黄心柿と呼ばれている。東南アジア、太平洋諸国、台湾、琉球に分布している。

リュウキュウガキ
保全状況評価[1]
準絶滅危惧環境省レッドリスト
分類APG III
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 Core eudicots
階級なし : キク類 asterids
: ツツジ目 Ericales
: カキノキ科 Ebenaceae
: カキノキ属 Diospyros
: リュウキュウガキ D. maritima
学名
Diospyros maritima Blume1826[2]
シノニム
  • Cargillia laxa R.Br.
  • Cargillia maritima Hassk.
  • Cargillia megalocarpa F.Muell.
  • Diospyros camarinensis Merr.
  • Diospyros kusanoi Hayata
  • Diospyros liukiuensis Makino
  • Diospyros maritima var. oblongata Bakh.
  • Diospyros maritima var. ovalifolia Bakh.
  • Diospyros nitens W.Fitzg.
  • Maba megalocarpa F.Muell.[2]
和名
リュウキュウガキ
英名
Coast persimmon

特徴

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常緑の中高木植物である。葉は互生で、全緑革質、形は、長楕から倒卵状楕円形である。花は、淡黄色で、がくには、密集した毛がある。花冠は、筒状である。果実は、扁球形であり、熟すと黄褐色になる。果実には、ナフトキノン誘導体が含まれ、特にプルンバギンが強い魚毒作用をもつ[3]。辺材は淡黄色で、心材は黒色である。

用途

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材は、本黒檀の代用として用途がある。

参考文献

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  • 熱帯植物研究会『熱帯植物要覧』(第3版)北野至亮, 養賢堂(発売)、1991年。ISBN 492439503XNCID BN09700914全国書誌番号:93006811 

脚注

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  1. ^ リュウキュウガキ
  2. ^ a b The Plant List
  3. ^ 比嘉松武「第5章 リュウキュウガキの抽出成分」『亜熱帯植物成分の分離および生物活性に関する研究』 九州大学〈工学博士 乙第5105号〉、1992年、248頁。doi:10.11501/3088205hdl:2324/24971NAID 500000084824https://doi.org/10.11501/3088205 

外部リンク

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