リマック・アウトモビリ
リマック・アウトモビリ(英: Rimac Automobili)は、クロアチアのスベタネデリャを拠点に、バッテリー式電気自動車を開発・製造・販売している自動車会社である[1]。
種類 | 公開会社でない株式会社 |
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本社所在地 |
クロアチア クロアチア スベタネデリャ |
設立 | 2009年 |
業種 | 輸送用機器 |
事業内容 | 電気自動車の製造販売 |
外部リンク | Rimac Automobili |
概要
編集創業者が乗り回しているうちにエンジンを壊してしまった古いBMW E30をインターネットで買い集めた部品で電気自動車に改造したことから始まった[2]。
コンセプト・ワンの発注者からの前払金、クロアチア復興開発銀行(HBOR)から得た融資、香港の天然資源開発会社シノコップ・リソーシズ社による出資、フォーミュラEにも出資する自然エネルギーを専門分野とするクロアチア系コロンビア人投資家であるフランク・カナイェット・イエペス(Frank Kanayet Yepes)による支援により、資金を調達する[1]。
製品
編集電気自動車
編集コンセプト・ワン(Concept One)
編集2011年フランクフルトモーターショーで発表された。わずか2.8秒で時速100キロに達する[2]。元ピニンファリーナのデザイナーたちがスタイリングを行い、インテリアはブルガリアのチューニングブランド、ヴィルナーが担当する[1]。各ホイールに電気モーターが搭載され、最高出力はブガッティ・ヴェイロンと同規模の1088馬力、0-100km/h加速が2.8秒と発表された。2017年6月に、「The Grand Tour」のシーズン2の撮影時において、リチャード・ハモンドがクラッシュし大破させた。
コンセプトS(Concept S)
編集コンセプト・ワンの改良型。2台のみ製造された。
コンセプト・ツー (Concept Two)
2019年ジュネーブモーターショーで発表された。通称 C_Two。コンセプト・ワンの後継モデルにあたる。コンセプト・ワンの面影を残しつつデザインが一新されている。コンセプト・ワンと同様に各ホイールに電気モーターを搭載し、最高出力は1914馬力、0-100km/h加速が1.85秒を誇るなどコンセプト・ワンから大幅なスペックアップが施されている。[3]「C_Two」は2020年に限定モデルとしての市販化が予定されており、同モデルの生産と販売に伴う、日本を含む世界規模での販売網の拡大も発表されている。[4]
ネヴェーラ
編集2021年にコンセプト・ツーをベースに発表された市販モデル。0-100km/hは1.85秒。150台限定で生産される。
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コンセプトS(フロント)
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コンセプトS(リア)
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コンセプト・ツー(フロント)
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コンセプト・ツー(リア)
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ネヴェーラ
電動モペッド
編集グレイプ
編集同社が製造する電動モペッドのブランドで、完全に電動のモードとアシストのみに抑えるモードを、スイッチ一つで制御できるなどが特徴。現在、G12とG12Sが販売されている。
関連項目
編集脚注
編集- ^ a b c “【レポート】最高出力1088馬力というEVスーパーカーがついに発売!?” (2014年5月1日). 2016年12月23日閲覧。
- ^ a b “世界が絶賛、クロアチアの起業家が生んだ電動スーパーカー” (2016年3月18日). 2016年12月23日閲覧。
- ^ “リマック「コンセプト・ツー」が世界初公開。0-100km/h加速時間は1.85秒、まさかのバタフライドアを採用【動画有】”. Creative Trend. 2019年7月16日閲覧。
- ^ “リマック、新型スーパーカー「C_Two」生産開始に向けて世界規模で販売網を拡大へ!”. Idea Web Tools | 自動車とテクノロジーのニュースブログ. 2019年7月31日閲覧。