リボースリン酸ジホスホキナーゼ
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リボースリン酸ジホスホキナーゼ(ribose-phosphate diphosphokinase)またはホスホリボシルピロリン酸シンターゼ(phosphoribosyl pyrophosphate synthetase, PRPS)は、リボース-5-リン酸をホスホリボシル二リン酸に変換する酵素である。
機能
編集プリンやピリミジンを持ったヌクレオチド、補因子のNADおよびNADP、ヒスチジンやトリプトファンといったアミノ酸の合成に関わる。ペントースリン酸経路に由来するリボース-5-リン酸を、これらの合成系に振り向ける酵素である。
反応
編集PRPSには先にリボース-5-リン酸が結合し、次いでMg-ATPが結合すると転移反応が起きてAMPが放出され、最後に生成物であるホスホリボシル二リン酸が放出される[1]。反応機構は、リボース-5-リン酸の水酸基がATPのリン原子(β)を求核攻撃することによる[2]。
参考文献
編集- ^ Fox & Kelley (1972). “Human phosphoribosylpyrophosphate synthetase. Kinetic mechanism and end product inhibition”. J. Biol. Chem. 247 (7): 2126–31. PMID 4335863.
- ^ “Oxygen-18 studies of the mechanism of pyrophosphoryl group transfer catalyzed by phosphoribosylpyrophosphate synthetase”. Arch. Biochem. Biophys. 171 (2): 732–6. (December 1975). doi:10.1016/0003-9861(75)90086-7. PMID 173242.