リヌス (衛星)

メインベルトの小惑星の衛星

リヌス[1] ((22) Kalliope I Linus) は小惑星 (22) カリオペを公転している衛星である。その名称は母星の由来となったギリシア神話の女神カリオペの息子リノスに由来する。

リヌス
(22) Kalliope I Linus
仮符号・別名 S/2001 (22) 1
分類 小惑星の衛星
発見
発見日 2001年8月29日
発見者 J.-L. マーゴット
M. ブラウン
軌道要素と性質
軌道長半径 (a) 1,065 ± 8 km
離心率 (e) 0.000 ± 0.005
公転周期 (P) 3.590 ± 0.001 日
軌道傾斜角 (i) 93.4 ± 1
9 ± 1 度
(黄道面に対して)
(22) カリオペの衛星
物理的性質
直径 38 ± 6 km or
32.6 ± 2.8 km
Template (ノート 解説) ■Project

発見

編集

2001年8月29日にジャン=リュック・マーゴットとマイケル・ブラウンによって、マウナケア天文台群ケックII望遠鏡を用いた観測で発見された。3日後にも別のチームがカナダ・フランス・ハワイ望遠鏡で独立して発見した。

2006年11月8日、関東地方から東北地方にかけてカリオペとリヌスによる恒星の掩蔽がアマチュア天文家たちによって観測され、カリオペとリヌスの正確な大きさと位置が求められた。これは、掩蔽以外の方法により発見されていた小惑星の衛星掩蔽によって観測した世界初の例である。

出典

編集
  1. ^ 全世界の観測成果 ver.2” (Excel). 薩摩川内市せんだい宇宙館 (2018年3月3日). 2019年3月11日閲覧。

関連項目

編集

外部リンク

編集