リトル・ジョー5B号
リトル・ジョー5B号(リトル・ジョー5Bごう、英: Little Joe 5B)はアメリカ合衆国のマーキュリー計画の一環として行われた、マーキュリー宇宙船用緊急脱出用ロケットの無人の発射試験である。試験ではマーキュリー宇宙船の実機である14A号機が使用された。1961年4月28日、バージニア州ワロップス島から発射され、最大高度4.5キロメートル、飛行距離14キロメートル、最大速度は時速2,865キロメートルに到達し、加速度は10g (98m/s²) だった。試験は5分25秒で成功裏に終了し、宇宙船は回収された[1]。
ワロップス島から発射される瞬間のリトル・ジョー5B号 | |
任務種別 | 緊急脱出用ロケット試験 |
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運用者 | NASA |
任務期間 | 5分25秒 |
飛行距離 | 14キロメートル |
遠地点 | 4.5キロメートル |
特性 | |
宇宙機 | マーキュリー宇宙船14号機 |
製造者 | マクドネル・エアクラフト |
打ち上げ時重量 | 1,141キログラム |
任務開始 | |
打ち上げ日 | 1961年4月28日 14:03UTC |
ロケット | リトル・ジョー |
打上げ場所 | ワロップス飛行施設 第四発射地域 |
任務終了 | |
着陸日 | 1961年4月28日 14:08UTC |
マーキュリー計画 緊急脱出用ロケット試験 |
飛行で使用されたマーキュリー宇宙船14A号機は、現在はハンプトンのバージニア航空宇宙センター (Virginia Air and Space Center) に展示されている。
脚注
編集- ^ “This New Ocean: A History of Project Mercury - NASA SP-4201”. NASA Special Publication-4201 in the NASA History Series. p. 9 (1966年). 2009年4月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。26 June 2013閲覧。
参考文献
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