リソールルビンBK (Lithol Rubine BK) は、赤色の合成アゾ色素である。赤色の粉末状で、印刷するとマゼンタになる。温水には少し溶けるが、冷水やエタノールには溶けない。ジメチルホルムアミド中での最大吸収波長は約442nmである。通常、カルシウム[1]塩として流通する。

リソールルビンBK
識別情報
CAS登録番号 5281-04-9 チェック
PubChem 9571018
ChemSpider 17215383 チェック
UNII ECW0LZ41X8 チェック
E番号 E180 (着色料)
特性
化学式 C18H12CaN2O6S
モル質量 424.44 g mol−1
外観 赤色粉末
への溶解度 熱水に若干溶ける。冷水、エタノールには溶けない。
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

プラスチック、塗料、インク、織物等の染色に用いられる。

p-トルイジン-m-スルホン酸と3-ヒドロキシ-2-ナフトエ酸カップリング反応により合成できる[2]

食品添加物として用いられる時のE番号は、E180である。チーズの皮やリップクリーム[3]の着色に用いられる。オーストラリア・ニュージーランドでは食品添加物としての使用が禁止されている[4]

出典

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  1. ^ K. Hunger. W. Herbst "Pigments, Organic" in Ullmann's Encyclopedia of Industrial Chemistry, Wiley-VCH, Weinheim, 2012. doi:10.1002/14356007.a20_371
  2. ^ Lithographic ink US 5948843 A”. 2015年1月5日閲覧。
  3. ^ Pigment mixture US 6334893 B1”. 2015年1月5日閲覧。
  4. ^ COLOURS (100-181) in MBM FOOD ADDITIVES GUIDE”. 2015年1月5日閲覧。