ラヴ・パレード (1929年の映画)
『ラヴ・パレード』(原題: The Love Parade)は、1929年に製作・公開されたアメリカ合衆国の映画である。
ラヴ・パレード | |
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The Love Parade | |
ポスター(1929) | |
監督 | エルンスト・ルビッチ |
脚本 |
ガイ・ボルトン エルネスト・ヴァイダ |
原作 |
ジュール・シャンセル レオン・ザンロフ |
製作 | エルンスト・ルビッチ |
製作総指揮 |
ジェシー・L・ラスキー アドルフ・ズーカー |
出演者 |
モーリス・シュヴァリエ ジャネット・マクドナルド |
撮影 | ヴィクター・ミルナー |
編集 | メリル・G・ホワイト |
配給 | パラマウント映画 |
公開 |
1929年11月19日 1930年9月 |
上映時間 | 107分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 |
英語 フランス語 |
製作費 | 約650,000ドル |
概要
編集フランスのジュール・シャンセルとレオン・ザンロフの戯曲『女王の夫』に基づいており、エルンスト・ルビッチが監督、モーリス・シュヴァリエとジャネット・マクドナルドが主演した。マクドナルドは本作が映画初出演であった。 エルンスト・ルビッチにとって最初のトーキーであるこの作品でオペレッタふうのミュージカルを試みた。[1] 30年度キネマ旬報優秀映画投票・発声映画2位。
ストーリー
編集ヨーロッパの架空の国・シルヴァニアは平和だったが、たった一つだけ悩みがあった。それは、ルイズ女王がいまだ独身であることだった。あるとき、パリに派遣されていたアルフレッド・ルナール伯爵が女性問題を起こして帰国した。伯爵が帰国後におとがめを受けているうちに、二人は惹かれあい、結婚に至った。だが、伯爵には国王としての権限がなく、不満を持つようになっていった。
キャスト
編集- アルフレッド・ルナール伯爵:モーリス・シュヴァリエ
- ルイーズ女王:ジャネット・マクドナルド
- ジャック:ルピノ・レイン
- ルル:リリアン・ロス
スタッフ
編集- 監督/製作:エルンスト・ルビッチ
- 製作総指揮:ジェシー・L・ラスキー、アドルフ・ズーカー
- 脚本:ガイ・ボルトン、エルネスト・ヴァイダ
- 撮影:ヴィクター・ミルナー
- 編集・メリル・G・ホワイト
- 美術:ハンス・ドライアー
- 衣装:トラヴィス・バントン
製作
編集主演は「レヴューの巴里っ子」でアメリカ映画に初登場したパリ渡来のモーリス・シュヴァリエと、ミュージカルの舞台から招かれたジャネット・マクドナルド。 イギリスの映画界で知られたルピノ・レインと、歌える若手女優としてリリアン・ロスが出演。リリアン・ロスはこの作品の後、トーキー初期の幾本かに出演したあとアルコール中毒になり、後年書いた自伝を書いて、スーザン・ヘイワード主演の「明日泣く」として映画化された。 また劇場の観客役の中には、やがて人気を爆発させるジーン・ハーロウがエキストラとして参加している。 [1]
受賞
編集この映画は受賞はしなかったが、アカデミー賞で、作品賞、監督賞、主演男優賞、撮影賞、美術賞、録音賞の6つの部門にノミネートされた。