ランチア・デドラ
ランチア・デドラ(Lancia Dedra)は、イタリアの自動車会社ランチアが製造していたFF方式の乗用車。
ランチア・デドラ | |
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![]() 4ドア(セダン) | |
![]() ステーション・ワゴン(SW) | |
概要 | |
販売期間 | 1989年 - 1999年 |
ボディ | |
乗車定員 | 5人 |
ボディタイプ | 4ドア セダン/ 5ドア ステーションワゴン |
駆動方式 | FF |
パワートレイン | |
エンジン |
1581cc-1995cc 直4ガソリンSOHC 直4ガソリンDOHC 直4ガソリンDOHCターボ 直4SOHCターボディーゼル |
変速機 | 5速MT・4速AT |
前 | 前:独立 マクファーソンストラット コイル 後:独立 トレーディングアーム コイル |
後 | 前:独立 マクファーソンストラット コイル 後:独立 トレーディングアーム コイル |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2540mm |
全長 | 4340mm |
全幅 | 1715mm |
全高 | 1430mm |
車両重量 | 1260kg(2.0L/セダン) |
その他 | |
最高速度 | 210km(2.0L) |
系譜 | |
先代 | ランチア・プリズマ |
後継 | ランチア・リブラ |
概要
編集デドラは、プリズマの後継車種として1989年に発表された。ボディタイプは4ドアセダンと、ステーションワゴンの二種。
親会社であるフィアットが開発を主導する「ティーポ2/3プロジェクト」の車種として、フィアット・テムプラ、アルファロメオ・155などとプラットフォームを共用。後継のリブラが発表されるまで10年間生産され、ティーポ3プロジェクトの車種では最も息の長いモデルとなった。
エンジン・モデル
編集ガソリンは直列4気筒SOHC8Vの1.6リッター、同DOHC16Vの1.8リッター、同DOHC16Vの2リッターと同ターボ。
ディーゼルは直列4気筒SOHC1.9リッターターボ。
デザイン
編集デドラのデザインを手掛けたのはI.DE.Aで、CD値は0.29と当時のセダンボディとしては最先端の値を示した。
ステーションワゴンは、テーマと同じデザイン手法を採用し、セダンのドア形状を変更することなく荷室の追加を成立させている。また、フロントガラス上端からテールランプにかけての特徴的なシルバーのルーフラインは、テーマのステーションワゴンのデザインを行ったピニンファリーナの手法をそのまま踏襲している。
内装はランチアの定石とされる、アルカンターラでの仕立て、ポルトローナ・フラウの本革製のトリム、アフリカン・ローズウッドの本木パネルなどを使用している。
関連項目
編集参考文献
編集- カーグラフィック誌
- ネコ・パブリッシング/ワールド・カー・ガイド誌