ラフィ・ロペス
ラフィ・ロペスことラファエル・マニュエル・ロペス(Rafael Manuel Lopez, 1987年10月2日 - )は、アメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィア郡フィラデルフィア出身のプロ野球選手(捕手)。右投左打。MLBのアトランタ・ブレーブス傘下所属。
アトランタ・ブレーブス (マイナー) | |
---|---|
AAA級アイオワ時代(2014年7月10日) | |
基本情報 | |
国籍 | アメリカ合衆国 |
出身地 | ペンシルベニア州フィラデルフィア郡フィラデルフィア |
生年月日 | 1987年10月2日(37歳) |
身長 体重 |
5' 9" =約175.3 cm 190 lb =約86.2 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投左打 |
ポジション | 捕手 |
プロ入り | 2011年 MLBドラフト16巡目 |
初出場 | 2014年9月2日 ミルウォーキー・ブルワーズ戦 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
| |
この表について
|
経歴
編集プロ入りとカブス時代
編集2011年のMLBドラフト16巡目(全体489位)でシカゴ・カブスから指名され、6月19日に契約。この年は傘下のルーキー級アリゾナリーグ・カブスで3試合に出場後、A-級ボイシ・ホークスへ昇格。A-級ボイシでは54試合に出場して打率.316、6本塁打、37打点、1盗塁を記録した。8月30日にはプロ1年目ながらノースウェストリーグのポストシーズン・オールスターチームに捕手として選出された[1]。
2012年はまずA級ピオリア・チーフスでプレーし、31試合に出場して打率.265、12打点、1盗塁を記録した。7月からルーキー級アリゾナリーグでプレーし、4試合に出場後、A+級デイトナ・カブスへ昇格。A+級デイトナでは35試合に出場して打率.269、2本塁打、12打点、1盗塁を記録した。
2013年はAA級テネシー・スモーキーズでプレーし、95試合に出場して打率.247、8本塁打、43打点を記録した。7月にはサザンリーグのオールスターゲームに選出された[2]。
2014年はAA級テネシーで開幕を迎え、45試合に出場。打率.297、4本塁打、24打点、1盗塁の成績を残し、2年連続でサザンリーグのオールスターゲームに選出された[3][4]。6月にAAA級アイオワ・カブスへ昇格。AAA級アイオワでは61試合に出場して打率.285、1本塁打、27打点を記録した。9月2日にカブスとメジャー契約を結び[5]、同日のミルウォーキー・ブルワーズ戦でメジャーデビュー。8回裏に代打として出場し、一塁ゴロに終わった[6]。この年メジャーでは7試合に出場して打率.182・1打点だった。
エンゼルス傘下時代
編集2015年7月3日にマニュエル・ロンドンとのトレードで、ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイムへ移籍した。結局、この年はメジャーで試合に出場しなかった。マイナーでは、カブス時代と合算すると67試合に出場して打率.266、1本塁打、24打点、3盗塁という打撃成績と守備率.984、盗塁阻止率15%という守備成績を残した。オフの12月23日に自由契約となった[7]。
独立リーグ時代
編集2016年1月4日にデトロイト・タイガースとマイナー契約を結んだが、開幕前の4月2日に自由契約となった[7]。
その後、4月19日に独立リーグであるアトランティックリーグのブリッジポート・ブルーフィッシュと契約。7試合に出場して打率.250、2打点を記録した。
レッズ時代
編集2016年5月3日にシンシナティ・レッズとマイナー契約を結び、傘下のAAA級ルイビル・バッツへ配属された。8月27日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[8]。10月10日に40人枠から外れる形でAAA級ルイビルへ配属された後、11月7日にFAとなった[7]。
ブルージェイズ時代
編集2017年2月16日にトロント・ブルージェイズとマイナー契約を結んだ[9]。開幕から傘下のAA級ニューハンプシャー・フィッシャーキャッツとAAA級バッファロー・バイソンズでプレーし、8月4日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[10]。この年メジャーでは24試合に出場して打率.222、4本塁打、12打点を記録した。オフの11月6日に40人枠を外れる形でAAA級バッファローへ配属された[11]後、7日にFAとなった[12]。
パドレス時代
編集2017年11月30日にサンディエゴ・パドレスとマイナー契約を結び、2018年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[7]。
2018年3月28日にメジャー契約を結んで開幕25人枠入りした[13]。この年メジャーでは37試合に出場して打率.176、3本塁打、13打点、1盗塁を記録した。
ブレーブス傘下時代
編集2018年11月1日に金銭トレードで、アトランタ・ブレーブスへ移籍した[14]。
2019年3月28日にDFAとなり、4月1日にマイナー契約で傘下のAAA級グウィネット・ストライパーズへ配属された[7]。
詳細情報
編集年度別打撃成績
編集年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2014 | CHC | 7 | 14 | 11 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 | 4 | 0 | .182 | .286 | .182 | .468 |
2016 | CIN | 8 | 7 | 7 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | .000 | .000 | .000 | .000 |
2017 | TOR | 24 | 63 | 54 | 9 | 12 | 1 | 0 | 4 | 25 | 12 | 0 | 0 | 0 | 1 | 7 | 0 | 0 | 21 | 1 | .222 | .306 | .463 | .769 |
2018 | SD | 37 | 112 | 102 | 11 | 18 | 2 | 0 | 3 | 29 | 13 | 1 | 0 | 0 | 2 | 13 | 3 | 0 | 43 | 1 | .176 | .265 | .284 | .549 |
MLB:4年 | 76 | 201 | 174 | 20 | 32 | 3 | 0 | 7 | 56 | 26 | 1 | 0 | 0 | 4 | 22 | 3 | 0 | 71 | 2 | .184 | .270 | .322 | .592 |
- 2018年度シーズン終了時
年度別守備成績
編集年 度 |
球 団 |
捕手(C) | 一塁(1B) | 三塁(3B) | ||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 |
捕 逸 |
企 図 数 |
許 盗 塁 |
盗 塁 刺 |
阻 止 率 |
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 |
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
2014 | CHC | 4 | 23 | 1 | 0 | 0 | 1.000 | 0 | 3 | 2 | 1 | .333 | - | - | ||||||||||
2016 | CIN | 4 | 8 | 1 | 0 | 0 | 1.000 | 0 | 1 | 1 | 0 | .000 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | - | |||||
2017 | TOR | 24 | 138 | 5 | 3 | 1 | .979 | 0 | 17 | 16 | 1 | .059 | - | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | |||||
2018 | SD | 30 | 254 | 20 | 1 | 2 | .996 | 1 | 13 | 10 | 3 | .230 | 1 | 1 | 0 | 0 | 1 | 1.000 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- |
MLB | 62 | 423 | 27 | 4 | 3 | .991 | 1 | 34 | 29 | 5 | .147 | 2 | 2 | 0 | 0 | 1 | 1.000 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- |
- 2018年度シーズン終了時
背番号
編集- 51(2014年)
- 61(2016年)
- 1(2017年)
- 0(2018年)
脚注
編集- ^ Danny Wild (2011年8月30日). “Panik named Northwest League MVP”. MiLB.com. 2015年1月4日閲覧。
- ^ “Smokies land six on Southern League All-Star team” (英語). MiLB.com (2013年7月2日). 2015年1月4日閲覧。
- ^ 後にAAA級へ昇格したため出場辞退。
- ^ Sam Dykstra (2014年6月3日). “Southern League reveals 2014 All-Stars”. MiLB.com. 2015年1月4日閲覧。
- ^ "Cubs add seven players to Major League roster" (Press release) (英語). MLB.com (Chicago Cubs). 2 September 2014. 2015年1月4日閲覧。
- ^ “Scores for Sep 2, 2014” (英語). ESPN MLB (2014年9月2日). 2015年1月4日閲覧。
- ^ a b c d e MLB公式プロフィール参照。2019年4月5日閲覧。
- ^ “Reds' Rafael Lopez: Called up to majors” (2016年8月27日). 2016年8月31日閲覧。
- ^ “Blue Jays' Raffy Lopez: Inks minor league deal with Toronto”. CBS Sportsdate=2017年2月16日. 2017年3月22日閲覧。
- ^ Christian Boutwell (2017年8月4日). “Montero lands on DL with groin strain” (英語). MLB.com. 2017年8月5日閲覧。
- ^ Gregor Chisholm (2017年11月6日). “Blue Jays claim Guerrieri amid flurry of moves” (英語). MLB.com 2017年11月10日閲覧。
- ^ Matt Eddy (2017年11月7日). “Minor League Free Agents 2017” (英語). Baseball America. 2017年11月10日閲覧。
- ^ “Padres' Raffy Lopez: Makes Opening Day roster” (英語). CBS Sports (2018年3月29日). 2018年5月14日閲覧。
- ^ “Braves acquire catcher Lopez from Padres” (英語). MLB.com (2018年11月1日). 2019年3月13日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集
- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- Rafael Lopez stats MiLB.com