ラズグラト
ブルガリアの都市
(ラズグラドから転送)
ラズグラト(ブルガリア語: Ра̀зград、ラテン文字表記:Razgrad)とは、ブルガリア共和国の北東部にある都市で、ラズグラト州の州都である。日本語では、ラズグラド、ラズグラット、ラズグラード等とも表記される。
ラズグラト Разград | |||
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国 | ブルガリア | ||
州 | ラズグラト州 | ||
政府 | |||
• 市長 | Dencho Boyadzhiev (BSP) | ||
面積 | |||
• 都市 | 92.845 km2 | ||
標高 | 270 m | ||
人口 (2015年)[1] | |||
• 都市 | 28,931人 | ||
• 密度 | 310人/km2 | ||
• 都市部 | 44,894人 | ||
等時帯 | UTC+2 (EET) | ||
• 夏時間 | UTC+3 (EEST) | ||
郵便番号 |
7200 | ||
市外局番 | 084 | ||
ウェブサイト |
www |
概要
編集ラズグラトはベリ・ロム(Бели лом)の丘にあった古代ローマ時代の都市アブリットゥスの跡地に建設された。ブルガリアで最もトルコ人比率の高い町の一つであり、1998年の時点で住民の27%が自身をトルコ人と規定している。
上述した如く、ラズグラトは元々アブリットゥスと呼ばれており、251年にこの地でローマ帝国とゴート族の間で戦闘があり、ローマ皇帝であったデキウスとヘレンニウス・エトルスクスが戦死したことで知られる(アブリットゥスの戦い)。
ラズグラトには19世紀以降にランドマークとなる様々な建築物が造られた。博物館や時計塔、ミラのニコラオスから名付けられたミラクル・ワーカー教会などである。また、「イブラヒム・パシャ・モスク」(ブルガリア語:Ибрахим паша джамия、トルコ語:İbrahim Paşa Camisi)など、モスクも市内に多く存在している。
オスマン朝の支配時代はヘザルグラド(Hezargrad)と呼ばれた。
姉妹都市
編集脚注
編集- ^ “Население по области, общини, местоживеене и пол”. НСИ. 26 February 2023閲覧。