ラス
概要
編集金網の材料とする薄い金属板に、必要な網目の大きさの切り込みを一方向に多数切り欠き、直交方向に引っ張って網目を作る。このことからエキスパンデッドメタルラスともいう。簡単に製作することができる上に、適度に凹凸が生じることから、工事現場の足場板や防護ネットに使用されるものを、「エキスパンドメタル」(Expanded Metals)(JIS G3351)と言い、ラスモルタル壁の下地に使用されるものを、「メタルラス」(Metal lath)(JIS A5505)と言う。一般的に木造住宅の外壁などに幅広く使われる。ラスを壁や法面にホチキスやピンで固定させることを「ラスを張る」「ラス張り」という。
種類として、金属板に切り込みを入れたメタルラスのほか、針金を編んで網状としたワイヤーラス(wire lath)(JIS A5504)がある。