ラシッド (探査機)
ラシッド (アラビア語: راشد、英語: Rashid) は、アラブ首長国連邦 (UAE) の月面車。UAE構成国の一つドバイ首長国の政府宇宙機関であるムハンマド・ビン・ラシード宇宙センター (MBRSC) が開発した。地球から月面までは日本の民間企業ispaceの月着陸機HAKUTO-R ミッション1の内部に格納されて移動し、月面到着後、着陸機から展開される[1]。2022年12月7日時点の予定では、打ち上げは2022年12月11日、月着陸は2023年4月ごろとなっている[2]。
ラシッド | |
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完成したラシッドの想像図 | |
所属 | ムハンマド・ビン・ラシード宇宙センター |
公式ページ | https://www.mbrsc.ae/service/emirates-lunar-mission/ |
状態 | 計画 |
目的 | 月探査 |
打上げ機 | ファルコン9 ロケット |
打上げ日時 | 2022年(予定) |
軟着陸日 | 2023年(予定) |
質量 | 10 kg |
搭載機器
編集- 宇宙探査用のカラーCMOSカメラ (CASPEX)
- フルHD画質の写真を撮ることができる2台の光学カメラ。フランス国立宇宙研究センター (CNES) が開発した。
- ラングミュア・プローブ
- 月面のプラズマ環境を測定する。ノルウェーのオスロ大学が開発。
脚注
編集- ^ 出口隼詩 (2021年4月18日). “ispace、UAEの月面探査ローバーの輸送契約をムハンマド・ビン・ラシード宇宙センターと締結”. sorae 宇宙へのポータルサイト. 2022年12月11日閲覧。
- ^ 小林行雄 (2022年12月7日). “ispace、HAKUTO-Rミッション1打ち上げ日を12月11日に再設定”. マイナビニュース. 2022年12月8日閲覧。