ライズ・オブ・ザ・タイラント
アーチ・エネミーのアルバム
『ライズ・オブ・ザ・タイラント』(Rise of the Tyrant)は、スウェーデンのメロディックデスメタル・バンド、アーチ・エネミーが2007年に発表した7作目のスタジオ・アルバム。日本で先行発売された[1]。
『ライズ・オブ・ザ・タイラント』 | ||||
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アーチ・エネミー の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 2007年3月 - 5月 スタジオ・フレッドマン[3] | |||
ジャンル | ヘヴィメタル、メロディックデスメタル | |||
時間 | ||||
レーベル | センチュリー・メディア・レコード | |||
プロデュース | フレドリック・ノルドストローム、マイケル・アモット、ダニエル・アーランドソン | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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アーチ・エネミー アルバム 年表 | ||||
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背景
編集クリストファー・アモットは、前作『ドゥームズデイ・マシーン』(2005年)制作後に一度バンドを脱退したが、本作のレコーディングで復帰した[2]。なお、クリストファーの後任ギタリストであったフレドリック・オーケソンは、2007年5月、オーペスに加入した[13]。
「ザ・デイ・ユー・ダイド」は、日本のアニメ映画『火垂るの墓』にインスパイアされた曲で、マイケル・アモットはファンからの薦めで同作を観て「反戦映画としては特に強力な作品の一つ」と感じたという[14]。日本盤ボーナス・トラックの「炎の誓い」は、キッスが1981年のコンセプト・アルバム『〜エルダー〜 魔界大決戦』で発表した曲のカヴァーである[15]。
反響・評価
編集フィンランドではバンド初のアルバム・チャート入りを果たし、最高18位を記録した[4]。アメリカでは発売初週に約8900枚を売り上げ[16]、Billboard 200では84位に達し、バンドにとって2作目の全米トップ100アルバムとなった[12]。
Eduardo Rivadaviaはオールミュージックにおいて5点満点中3点を付け「彼らの全キャリアを代表する作品とは言えず、1991年頃におけるスウェディッシュ・デスメタルの奇跡的な勃興に回帰できたわけでもないが、世界に溢れかえっている凡百のメタル・バンドと比べれば、なおも優れた仕事をしている」と評している[17]。
収録曲
編集- ブラッド・オン・ユア・ハンズ - Blood on Your Hands – 4:41
- 作詞:アンジェラ・ゴソウ/作曲:マイケル・アモット、クリストファー・アモット
- ザ・ラスト・エネミー - The Last Enemy – 4:15
- 作詞:アンジェラ・ゴソウ/作曲:マイケル・アモット、クリストファー・アモット
- アイ・ウィル・リヴ・アゲイン - I Will Live Again – 3:32
- 作詞:アンジェラ・ゴソウ/作曲:マイケル・アモット、クリストファー・アモット、ダニエル・アーランドソン
- イン・ディス・シャロウ・グレイヴ - In This Shallow Grave – 4:54
- 作詞:マイケル・アモット/作曲:マイケル・アモット、クリストファー・アモット、ダニエル・アーランドソン
- レヴォリューション・ビギンズ - Revolution Begins – 4:11
- 作詞:マイケル・アモット/作曲:マイケル・アモット、クリストファー・アモット
- ライズ・オブ・ザ・タイラント - Rise of the Tyrant – 4:33
- 作詞:アンジェラ・ゴソウ/作曲:マイケル・アモット
- ザ・デイ・ユー・ダイド - The Day You Died – 4:52
- 作詞:アンジェラ・ゴソウ、マイケル・アモット/作曲:マイケル・アモット、ダニエル・アーランドソン
- インターメッツォ・リベルテ(間奏曲) - Intermezzo Liberté – 2:51
- 作曲:マイケル・アモット
- ナイト・フォールズ・ファスト - Night Falls Fast – 3:18
- 作詞:アンジェラ・ゴソウ/作曲:マイケル・アモット
- ザ・グレート・ダークネス - The Great Darkness – 4:46
- 作詞:アンジェラ・ゴソウ/作曲:マイケル・アモット
- ヴァルチャーズ - Vultures – 6:33
- 作詞:アンジェラ・ゴソウ/作曲:マイケル・アモット、クリストファー・アモット
日本盤ボーナス・トラック
編集参加ミュージシャン
編集- アンジェラ・ゴソウ - ボーカル
- マイケル・アモット - リードギター、リズムギター
- クリストファー・アモット - リードギター、リズムギター、アコースティック・ギター
- シャーリー・ダンジェロ - ベース
- ダニエル・アーランドソン - ドラムス
脚注
編集- ^ a b c “ライズ・オブ・ザ・タイラント - アーク・エネミー”. オリコン. 2023年1月12日閲覧。
- ^ a b “クリスが復帰したアーク・エネミー、いよいよ新作発表”. CDJournal. 音楽出版社 (2007年7月24日). 2023年1月12日閲覧。
- ^ CD英文ブックレット内クレジット
- ^ a b finnishcharts.com - Arch Enemy - Rise Of The Tyrant
- ^ swedishcharts.com - Arch Enemy - Rise Of The Tyrant
- ^ Offizielle Deutsche Charts
- ^ Arch Enemy - Rise Of The Tyrant - austriancharts.at
- ^ Arch Enemy - Rise Of The Tyrant - hitparade.ch
- ^ lescharts.com - Arch Enemy - Rise Of The Tyrant
- ^ Arch Enemy - Rise Of The Tyrant - ultratop.be
- ^ Arch Enemy - Rise Of The Tyrant - dutchcharts.nl
- ^ a b “Arch Enemy - Awards”. AllMusic. 2016年5月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月12日閲覧。
- ^ “Fredrik Åkesson”. Metal Storm. 2023年1月12日閲覧。
- ^ “CARCASS / ARCH ENEMY guitarist Michael Amott”. Metal-Rules (2007年10月12日). 2023年1月12日閲覧。
- ^ “ARCH ENEMY Covering KISS' 'The Oath' - Audio Available”. BraveWords (2007年10月20日). 2023年1月12日閲覧。
- ^ “ARCH ENEMY Guitarist Comments On 'Rise Of The Tyrant' U.S. Chart Debut”. Blabbermouth.net (2007年10月3日). 2023年1月12日閲覧。
- ^ Rivadavia, Eduardo. “Arch Enemy - Rise of the Tyrant Album Reviews, Songs & More”. AllMusic. 2023年1月12日閲覧。
外部リンク
編集- ライズ・オブ・ザ・タイラント - Discogs (発売一覧)