ヨウ素酸塩(ヨウそさんえん、: iodate)は、ヨウ素酸イオンを含むである[1]。ヨウ素酸イオン (IO3-) は、ヨウ素原子に3個の酸素原子が結合した、三角錐形構造をとる。

ヨウ素酸イオン IO3-
ヨウ素酸イオンの空間充填モデル

ヨウ素酸塩は過ヨウ素酸塩チオエステル還元することで得られ、副生成物としてスルホキシドが生成する[2]

一般にヨウ素酸塩は塩素酸塩と性質が類似している。酸性下ではヨウ素酸が生成する。ヨウ素酸水素カリウム (KH(IO3)2) はヨウ素酸カリウムとヨウ素酸の複塩で、である。ヨウ素酸塩はヨウ素時計反応においても使われる。

主なヨウ素酸塩

編集

脚注

編集
  1. ^ Merriam-Webster definition
  2. ^ Qiu, Chao; Sheng Han; Xingguo Cheng; and Tianhui Ren (2005). “Distribution of Thioethers in Hydrotreated Transformer Base Oil by Oxidation and ICP-AES Analysis” (abstract). Industrial & Engineering Chemistry Research 44 (11): 4151–4155. doi:10.1021/ie048833b. http://pubs.acs.org/cgi-bin/abstract.cgi/iecred/2005/44/i11/abs/ie048833b.html 2007年5月3日閲覧. "Thioethers can be oxidized to sulfoxides by periodate, and periodate is reduced to iodate" 

関連項目

編集