ユニット住宅
(ユニット工法から転送)
ユニット住宅(ユニットじゅうたく)は、ユニット系のプレハブ住宅である[1][2]。ユニットハウスともいう[3]。
外見からユニット構造が見えないものも施工技術としてはユニット住宅であるが、一般的にはそれをユニット住宅とは呼ばない。
概要
編集ユニット住宅は、鉄骨構造や木構造等のラーメン構造の箱型のユニットを組み合わせて造る住宅である。工期が短い、ラーメン構造により耐震性が強い、工場での断熱・遮音材の組み込みにより断熱性・遮音性が高いといった特徴を有する[4]。
積水化学工業が、1970年に第1回東京国際グッドリビングショーに出展し、翌1971年に発売したセキスイハイムM1が日本での鉄骨ユニット住宅の第1号である[5][6]。セキスイハイムM1は、2004年度に、DOCOMOMO JAPAN選定 日本におけるモダン・ムーブメントの建築に選ばれているほか、2013年度には世界で初めて市場で成功したボックスユニットによるプレハブ住宅であるとして、重要科学技術史資料(未来技術遺産)に選定・登録されている[7][8]。
トヨタホームもユニット住宅を販売しているが、外装で覆われているため施工後は従来工法で建築された住宅と見た目は変わらない。
脚注
編集注釈・出典
編集- ^ プレハブ建築について 一般社団法人プレハブ建築協会
- ^ 工法別 特徴紹介 一般社団法人プレハブ建築協会
- ^ プレハブ式事業用建築物ユニットハウス - プレハブ住宅のできるまで 一般社団法人プレハブ建築協会
- ^ ユニット系プレハブ住宅・低層 - プレハブ住宅のできるまで 一般社団法人プレハブ建築協会
- ^ 中村政人・佐藤慎也・新堀学「ユニット化住宅の再活用可能性についてのスタディ--クローズドな技術のオープンソースへの転換をめざして (PDF) 」住宅総合研究財団研究論文集 (36), 339-350, 2009、住宅総合研究財団
- ^ セキスイハイムM1|積水化学をもっと知る 積水化学
- ^ 鉄骨ユニット「セキスイハイムM1」が未来技術遺産に登録 新建ハウジングDIGITAL(新建新聞社)、2013年9月10日
- ^ ユニット工法によるセキスイハイムの第1号商品
『セキスイハイムM1』が国立科学博物館「未来技術遺産」に登録 積水化学工業株式会社、2013年9月10日