ヤン・ヤンスゾーン・ファン・デ・フェルデ
ヤン・ヤンスゾーン・ファン・デ・フェルデ(Jan Jansz. van de Velde、1620年 - 1662年)はオランダの画家、版画家である。おもに静物画を描いたことで知られる。
ヤン・ヤンスゾーン・ファン・デ・フェルデ Jan Jansz. van de Velde | |
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![]() ファン・デ・フェルデ作の静物画 | |
生誕 |
1620年 ハールレム |
死没 |
1662年 エンクホイゼン |
略歴
編集ハールレムで生まれた。祖父のヤン・ファン・デ・フェルデ(Jan van de Velde: 1568-1623)はアントウェルペン出身の書道家(カリグラファー)でロッテルダムで働き、父親のヤン・ファン・デ・フェルデ(Jan van de Velde: 1568-1623)は画家、版画家で1613年にハールレムに移っている。祖父、父と区別するために「ヤン3世」と呼ぶこともある。
父親から絵を学んだとされるが、ファン・デ・フェルデの静物画にはハーレムで活動した静物画家のピーテル・クラースゾーン(c.1597-1660)やウィレム・クラースゾーン・ヘーダ(c.1593-1680)の影響が見られる。1642年ころはアムステルダムにいて、そこで結婚した。ハールレムで活動し、亡くなる年にはエンクホイゼンにいた[1]。1639年から1662年の日付のある作品がのこされていて、初期にはハールレムの静物画家、ルーロフ・コーツ(Roelof Koets: 1592-1654)と共作をしている。
有名な風俗画家ピーテル・ファン・ラール(バンボッチオ)の弟で、学者で私立学校の校長になったNicolaes Bodding van Laerに父親とともにカリグラフィーを教えたとされている[1] 。
作品
編集-
背の高いビールグラスのある静物画 (1647)
アムステルダム国立美術館 蔵 -
ストーンウェアの水差しとパイプのある静物画 (1650)
ナショナル・ギャラリー (ワシントン) 蔵 -
レーマーグラスなどのある静物画 (1650年代)
ワルシャワ王宮 蔵 -
静物画 (1657)
フランス・ハルス美術館 蔵
参考文献
編集- ^ a b Jan van de Velde III in the RKD