ヤロスラワ・マフチフ
ヤロスラワ・マフチフ(Ярослава Магучіх, 2001年9月19日 - )は、ウクライナ・ドニプロペトローウシク出身の陸上競技選手(走高跳)[1][2]。現在の走高跳の世界記録保持者。2019世界陸上、2022世界陸上銀メダリスト。マフチクとも表記される。
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2024年パリオリンピックでのマフチフ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
選手情報 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
国籍 | ウクライナ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
種目 | 走高跳 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
生年月日 | 2001年9月19日(23歳) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
出身地 | ドニプロペトローウシク | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
身長 | 180cm | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
体重 | 53kg | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
自己ベスト | 2m10(2024年7月7日) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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経歴
編集13歳のときに走高跳を始める。2017年、2017年世界U18陸上競技選手権大会で1m92の自己ベストで金メダル、2018年にはU18ヨーロッパ陸上競技選手権で1m94の自己ベストで金メダル、同年10月には2018年ブエノスアイレスユースオリンピックで金メダルを獲得した。ユースオリンピックの1ヶ月後自己ベストを1m96に更新。
2019年、2019年IAAFダイヤモンドリーグで史上最年少の17歳226日で優勝した[3]。同年9月の2019年世界陸上競技選手権大会では自己ベストの2m04を跳び銀メダルを獲得。U-20の世界記録を更新した。
2020年1月、リヴィウで2m01を跳び、U-20の室内世界記録を更新した[4]。その数日後、カールスルーエで2m02を跳び、記録を更新した[5]。
2021年8月、2020年東京オリンピックで銅メダルを獲得[6]。
2022年3月、ロシアのウクライナ侵攻から逃れた数日後、2022年世界室内陸上競技選手権大会で金メダルを獲得した[7]。同年7月の2022年世界陸上競技選手権大会では銀メダルを獲得した[1]。
2024年7月7日、ダイヤモンドリーグパリ大会にて直前に自己新となる2m7cmを跳んだ後、2m10cmの世界新記録を樹立した。この記録はステフカ・コスタディノヴァの2m09cmを約37年ぶりに更新する大記録だった[8][9][10]。
2024年8月、パリオリンピックで金メダルを獲得[11]。決勝の競技の合間に寝袋で横になっていたことが話題になり、本人は血流を良くして体の柔軟性を保つためで、ジュニア時代のコーチの助言で始めたと語っている[11]。
脚注
編集- ^ a b “【世界陸上】ウクライナのマフチフが女子走り高跳びで2大会連続銀「苦しくて難しい状況だった」”. 日刊スポーツ. (2022年7月20日) 2022年7月21日閲覧。
- ^ "【写真まとめ】世界陸上 DAY5 女子走り高跳びマフチフは銀"『朝日新聞デジタル』(2022年7月20日)。2023年7月18日閲覧。
- ^ “STAHL SENDS DISCUS BEYOND 70 METRES IN DOHA – IAAF DIAMOND LEAGUE”. iaaf.org. International Association of Athletics Federations. 6 May 2019閲覧。
- ^ “Mahuchikh soars to world indoor U20 record of 2.01m in Lviv”. European Athletics. (18 January 2020)
- ^ “Mahuchikh improves world indoor U20 record to 2.02m in Karlsruhe”. European Athletics. (31 January 2020)
- ^ “ROC's Mariya Lasitskene rises above the competition to win women's high jump gold”. IOC. (7 August 2021). オリジナルの6 October 2021時点におけるアーカイブ。 9 August 2021閲覧。
- ^ Welle (www.dw.com), Deutsche. “Yaroslava Mahuchikh wins historic gold medal for Ukraine | DW | 19.03.2022”. DW.COM. 2022年3月20日閲覧。
- ^ “ウクライナ選手、走り高跳びで37年ぶり世界新 メイクで伝える願い:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2024年7月8日). 2024年7月16日閲覧。
- ^ “「あきらめない」、戦禍の祖国に示した 女子走り高跳び、37年ぶり世界新 ウクライナ・マフチフ選手:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2024年7月8日). 2024年7月16日閲覧。
- ^ “陸上ダイヤモンドリーグ、2つの世界新”. CNN.co.jp. 2024年7月16日閲覧。
- ^ a b 「決勝中に昼寝?」話題に 走り高跳び金のウクライナ選手 47news、共同通信、2024年8月5日閲覧。
外部リンク
編集- Yaroslava Mahuchikh (@rosya_dp) - Instagram
- ヤロスラワ・マフチフ - オリンピックチャンネル
- ヤロスラワ・マフチフ - Olympedia
- ヤロスラワ・マフチフ - 国際陸上競技連盟
- ヤロスラワ・マフチフ - Munzinger Sports Archives