ゃ
日本語の仮名のひとつで、母音が/a/である開拗音をその前にある仮名に付加する
(ャから転送)
ゃ、ャは、日本語の仮名のひとつで、母音が/a/である開拗音をその前にある仮名に付加する。や、ヤを小書きにした文字である。
平仮名 | |
---|---|
文字 |
ゃ |
字源 | やの小書き |
JIS X 0213 | 1-4-67 |
Unicode | U+3083 |
片仮名 | |
文字 |
ャ |
字源 | ヤの小書き |
JIS X 0213 | 1-5-67 |
Unicode | U+30E3 |
言語 | |
言語 | ja, ain |
ローマ字 | |
JIS X 4063 | xya |
アイヌ語 | XYA |
発音 | |
種別 |
用法
編集現代の日本語では、一般にい段の音の後にしか来ない。
ただし、外国語を日本語で表記する場合などには、「て」、「で」、「ふ」、「ゔ」の後に来ることがある(例:ペーテャ・コレヴァ・イヴァノヴァ、ラデャード・キプリング、スヴャトスラフ・フョードロフ)。これらは「て」、「で」、「ふ」、「ゔ」の子音に「や」の音を続けた音(/tja/、/dja/、/fya/、/vya/)を表す。
東北地方の方言では、え段の音の後に「ゃ」が来ることがある。
ゃ に関わる諸事項
編集- 江戸時代には、助詞の「や」の代わりに「ャ」が使用されることがあった。