モーリス・サルファティ
フランスの俳優 (1931-2013)
モーリス・サルファティ(Maurice Sarfati、1931年6月24日 - 2013年11月14日 )は、フランスの俳優、声優である。フランスで放映されたテレビアニメ『シティーハンター』での悪役の吹替えで知られる[1]。
Maurice Sarfati モーリス・サルファティ | |
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生年月日 | 1931年6月24日 |
没年月日 | 2013年11月14日(82歳没) |
国籍 | フランス |
職業 | 俳優、声優 |
ジャンル | 演劇、映画、テレビ映画、テレビアニメーション |
活動期間 | 1951年 - 2013年 |
主な作品 | |
『シティーハンター』 フランス語吹替 |
人物・来歴
編集1951年(昭和26年)、19歳のときに『神が彼に言った!』(Dieu le savait!)で演劇界にデビュー[1]、1953年(昭和58年)、21歳のときにジャン・グールゲ監督の『秘密の母性』で映画界にデビューした。
1970年代には、フランスでのテレビ放映時の外国語映画の吹替え声優として活躍、当時の代表作に『タクシードライバー』のトラヴィス役、『レイジング・ブル』のジェイク・ラモッタ役等があり、ロバート・デ・ニーロを得意とした[1]。1980年代には、おもにテレビ映画に出演した。
1990年(平成2年)にフランスのテレビ局TF1で、『ニッキー・ラルソン』(Nicky Larson)のタイトルで放送を開始した日本のテレビアニメ『シティーハンター』で、悪役を演じ分けた[1]。
2010年(平成22年)公開のジャン=リュック・ゴダールの映画『ゴダール・ソシアリスム』に出演している[2]。
おもな出演作品
編集- 『秘密の母性』 Maternité clandestine 監督ジャン・グールゲ、1953年
- 『洪水の前』 Avant le deluge 監督アンドレ・カイヤット、1954年
- 『われら巴里ッ子』 L'air de Paris 監督マルセル・カルネ、1954年
- 『ノートルダムのせむし男』 Notre Dame de Paris 監督ジャン・ドラノワ、1956年
- 『河は呼んでいる』 L'eau vive 監督フランソワ・ヴィリアーズ、1958年
- 『殺人鬼に罠をかけろ』 Maigret tend un piege 監督ジャン・ドラノワ、1958年
- 『旅』 The Journey 監督アナトール・リトヴァク、1959年
- 『名誉と栄光のためでなく』 Lost Command 監督マーク・ロブソン、1966年
- 『華麗なる盗みのテクニック・女怪盗は美女』 La louve solitaire 監督エドゥアール・ロジュロー、1968年
- 『シラノ・ド・ベルジュラック』 Cyrano de Bergerac 監督ジャン=ポール・ラプノー、1990年
- 『ゴダール・ソシアリスム』、監督ジャン=リュック・ゴダール、2010年
註
編集- ^ a b c d fr:Maurice Sarfati(12 juin 2009 à 14:04)の記述を参照。
- ^ Internet Movie Databaseの「Maurice Sarfati」の項、およびワイルド・バンチによる公式サイト「Socialisme Archived 2008年2月12日, at the Wayback Machine.」の記述を参照。2009年7月18日閲覧。