モントピリア (原子力潜水艦)
モントピリア(USS Montpelier, SSN-765)は、アメリカ海軍のロサンゼルス級原子力潜水艦の54番艦。艦名はバーモント州モントピリアに因んで命名された。その名を持つ艦としてはクリーブランド級軽巡洋艦3番艦(CL-57)以来3隻目。
艦歴 | |
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発注 | 1987年2月6日 |
起工 | 1989年5月19日 |
進水 | 1991年8月23日 |
就役 | 1993年3月13日 |
その後 | 就役中 |
母港 | バージニア州ノーフォーク |
性能諸元 | |
排水量 | 満載:6,927 トン、基準:6,000 トン |
全長 | 110.3 m (362 ft) |
全幅 | 10 m (33 ft) |
喫水 | 9.4 m (31 ft) |
最大速 | 水上25 kt (46 km/h)、水中30+ kt (56 km/h) |
潜行深度 | 290 m (950 ft) |
機関 | S6G reactor 1基 |
乗員 | 士官12名、兵員98名 |
モットー | Audaces Fortuna Juvat " Fortune Favors the Bold" |
艦歴
編集モントピリアの建造は1987年2月6日にバージニア州ニューポート・ニューズのニューポート・ニューズ造船所に発注され、1989年5月19日に起工した。1991年8月23日にナンシー・ヘイズ・スヌヌ夫人によって命名、進水し、1993年3月13日にヴィクター・フィービッグ艦長の指揮下就役した。
モントピリアはイラクの自由作戦でトマホーク巡航ミサイルを発射した最初の潜水艦であった。艦長ウィリアム・J・フレーク中佐の指揮下、「一掃」のため20基のミサイル全てを発射した。
事故
編集2012年10月13日、アメリカ東部沿岸で行われていた演習中に、サン・ジャシント (ミサイル巡洋艦)と接触する事故を起こした[1]。ニューポート・ニューズ造船所に回航されて修理が行われ、衝突時に引きちぎられた操舵は退役した同型艦「ソルトレイク・シティ」から再利用する形で交換された。さらに、衝突で機関部の耐圧殻に損傷が広がっていたため、その交換に時間がかかり、修理には長期間を要するとされている[2]。
出典
編集- ^ “米イージス艦が原潜と衝突、けが人なし。米東海岸沖で演習中に”. 産経ニュース (MSN). (2012年10月14日) 2012年10月14日閲覧。
- ^ 「海外艦艇ニュース 米原潜モントピーリアの修理が困難を極める」『世界の艦船』第792集(2014年2月号) 海人社