モティオン
モティオンまたはモティウム(ギリシア語:Μότυον)は古代シチリアの小都市または砦で、アクラガス(現在のアグリジェント)領にあった。紀元前451年に、シケル人の指導者であるドゥケティオスに包囲され、アクラガスとその同盟軍はドゥケティオスに敗れたため、モティオンも占領された。しかし、翌年にはアクラガスが奪回に成功している[1]。理由は不明であるが、紀元前320年頃にモティオンは放棄された。現在のカルタニッセッタ県サン・カタルドのヴァサラーギ遺跡(en)がモティオンであると推定されている[2]。
Μότυον | |
モティオンと推定されるヴァサラーギ遺跡 | |
別名 | モティウム |
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所在地 | シチリア島カルタニッセッタ県サン・カタルド |
種類 | 小都市、砦 |
歴史 | |
建設者 | アクラガス |
完成 | 不明 |
放棄 | 紀元前320年頃 |
文化 | ギリシア |
脚注
編集- ^ ディオドロス xi. 91.
- ^ Richard Talbert, Barrington Atlas of the Greek and Roman World, (ISBN 0-691-03169-X), Map 47 & notes.
- この記事には現在パブリックドメインである次の出版物からのテキストが含まれている: Smith, William, ed. (1854–1857). Dictionary of Greek and Roman Geography. London: John Murray.
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