モアンダ(Moanda)は、ガボンの都市。人口30839人(2006年)。ガボンで5番目に大きな都市である。ガボン南東部、オートオゴウェ州に位置する。モアンダには世界最大級のマンガン鉱山があり、オゴウェ鉱山会社(Compagnie Minière de l'Ogooué、COMILOG)によって採掘されている。

モアンダ
Moanda
市街地
市街地
位置
モアンダの位置(ガボン内)
モアンダ
モアンダ
モアンダ (ガボン)
モアンダの位置(アフリカ内)
モアンダ
モアンダ
モアンダ (アフリカ)
座標 : 南緯1度34分 東経13度12分 / 南緯1.567度 東経13.200度 / -1.567; 13.200
行政
ガボンの旗 ガボン
  オートオゴウェ州
  ランブンビ=レウー県英語版
 市 モアンダ
人口
人口 (2010年現在)
  市域 39,298人
その他
等時帯 西アフリカ時間 (UTC+1)

モアンダの街はバンゴンベ台地、ブーディンガ山、モアンダ山などの高原に囲まれている。バンゴンベ台地には鉱山があり、COMILOGが採掘を行っている。気候はサバナ気候に属し、1月から3月には雷雨が多く高温となり、7月から9月はやや涼しくなる。

モアンダの町が建設されたのは1953年であり、同年COMILOGによってマンガンの採掘も開始された。COMILOGは毎年平均350万トンのマンガンを採掘している。採掘開始当初は交通網が整備されていなかったため、国境を越えて76km南にあるコンゴ共和国ムビンダまで世界最長のロープウェイCOMILOGロープウェイ)が建設され、ムビンダからはコンゴ・オセアン鉄道に接続してポワントノワール港まで鉱石が運ばれ輸出されていたが、1986年トランスガボン鉄道がムビンダまで開通すると[1]ロープウェイは廃止され、マンガン鉱石の輸送は鉄道を経由して首都リーブルヴィル近郊のオウェンドまで運ばれ輸出されるようになった。

脚注

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  1. ^ 「世界の鉄道」p343 一般社団法人海外鉄道技術協力協会著 ダイヤモンド・ビッグ社 2015年10月2日初版発行