メルセデス・F1 W06 Hybrid
メルセデス F1 W06 Hybrid (Mercedes F1 W06 Hybrid) は、メルセデス・ベンツが2015年のF1世界選手権参戦用に開発したフォーミュラ1カー。
カテゴリー | F1 | ||||||||||
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コンストラクター | メルセデス | ||||||||||
先代 | メルセデス・F1 W05 Hybrid | ||||||||||
後継 | メルセデス・F1 W07 Hybrid | ||||||||||
主要諸元 | |||||||||||
エンジン | メルセデス・ベンツ PU106B Hybrid | ||||||||||
タイヤ | ピレリ | ||||||||||
主要成績 | |||||||||||
チーム | メルセデスAMG・ペトロナス・F1チーム | ||||||||||
ドライバー |
ルイス・ハミルトン ニコ・ロズベルグ | ||||||||||
出走時期 | 2015年 | ||||||||||
コンストラクターズタイトル | 1(2015年) | ||||||||||
ドライバーズタイトル | 1(2015年) | ||||||||||
通算獲得ポイント | 703 | ||||||||||
初戦 | 2015年オーストラリアGP | ||||||||||
初勝利 | 2015年オーストラリアGP | ||||||||||
最終戦 | 2015年アブダビGP | ||||||||||
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2015年シーズン
編集開幕前のテストから好調で[1][2]、開幕戦オーストラリアGPをワンツーフィニッシュで幸先よく飾った[3]。しかし、第2戦マレーシアGPではタイヤを機能させることができず、フェラーリのセバスチャン・ベッテルに逆転優勝を許した[4]。 そこから、前倒してフロントウィングを投入するなど開発のペースを上げ始めペースを取り戻すと[5][6]、ハミルトンが第6戦モナコGPから第12戦イタリアGPまで7戦連続でポールポジションを獲得するなど速さを見せた。一方で、同じ時期にチームはスタートという新たな問題を抱え、第9戦イギリスGPや第10戦ハンガリーGPなどで順位を下げるケースが目立った[7]。 また、第13戦シンガポールGPでは突如失速し、予選ではチームとしてシーズン唯一ポールポジションを逃し5、6番手に留まり、決勝もロズベルグが4位ハミルトンはシーズン初のリタイヤを喫した[8][9]。その後は再び調子を取り戻してロズベルグが6戦連続でポールポジションを獲得し、5戦でワンツーフィニッシュを飾って第15戦ロシアGPでコンストラクターズタイトルを[10]、そしてハミルトンが2年連続となるドライバーズタイトルを第16戦アメリカGPで獲得した[11]。最終的には前年を上回る12回のワンツーフィニッシュを飾り、ポールポジションも前年同様に18回獲得。信頼性の向上などもあってトータルで獲得したポイントも昨シーズンを上回った。
スペック
編集シャーシ
編集- シャーシ名 W06 Hybrid
- シャーシ構造 カーボンファイバー/ハニカムコンポジット複合構造モノコック
- ブレーキキャリパー ブレンボ
- ブレーキディスク・パッド カーボンファイバー製ディスクブレーキ
- サスペンション カーボンファイバー製ダブルウィッシュボーン、プッシュロッド(フロント)/プルロッド(リヤ)式トーションバー&アンチロールバー。アルミニウム合金製アップライト
- タイヤ ピレリ
- 重量 冷却水、潤滑油、ドライバーを含まず702kg
エンジン
編集記録
編集年 | No. | ドライバー | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | ポイント | ランキング |
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AUS |
MAL |
CHN |
BHR |
ESP |
MON |
CAN |
AUT |
GBR |
HUN |
BEL |
ITA |
SIN |
JPN |
RUS |
USA |
MEX |
BRA |
ABU | |||||
2015 | 44 | ハミルトン | 1 | 2 | 1 | 1 | 2 | 3 | 1 | 2 | 1 | 6 | 1 | 1 | Ret | 1 | 1 | 1 | 2 | 2 | 2 | 703 | 1位 |
6 | ロズベルグ | 2 | 3 | 2 | 3 | 1 | 1 | 2 | 1 | 2 | 8 | 2 | 17† | 4 | 2 | Ret | 2 | 1 | 1 | 1 |
脚注
編集- ^ “メルセデスの速さに「びっくり」したボッタス”. espnf1.com. (2015年2月28日) 2018年11月7日閲覧。
- ^ “エクレストンはメルセデス優勝を確信”. espnf1.com. (2015年3月8日) 2018年11月7日閲覧。
- ^ “ハミルトンが乱戦とは無縁の勝利!”. espnf1.com. (2015年3月15日) 2018年11月7日閲覧。
- ^ “武器に磨きをかけるメルセデス”. espnf1.com. (2015年4月6日) 2018年11月7日閲覧。
- ^ “メルセデス、中国で新フロントウィング投入か”. espnf1.com. (2015年4月8日) 2018年11月7日閲覧。
- ^ “メルセデス、フェラーリのPUアップグレードを警戒”. espnf1.com. (2015年6月2日) 2018年11月7日閲覧。
- ^ “スタート問題への対処は必須とウォルフ”. espnf1.com. (2015年7月29日) 2018年11月7日閲覧。
- ^ “ハミルトンがリタイヤもロズベルグは4位に巻き返し”. espnf1.com. (2015年9月21日) 2018年11月7日閲覧。
- ^ “スランプに困惑するメルセデス”. espnf1.com. (2015年9月20日) 2018年11月7日閲覧。
- ^ “ハミルトンの勝利でコンストラクターズタイトル獲得!”. espnf1.com. (2015年10月12日) 2018年11月7日閲覧。
- ^ “ハミルトンが勝利で3度目の戴冠を飾る!”. espnf1.com. (2015年10月26日) 2018年11月7日閲覧。
- ^ “F1 W06 Hybrid”. mercedesamgf1.com. 2015年3月19日閲覧。