メトロイドプライム ピンボール
『メトロイドプライム ピンボール』(METROID PRIME PINBALL)は2006年1月19日に任天堂が発売したニンテンドーDS用ピンボールゲームである。DS振動カートリッジ同梱。
ジャンル | SFピンボールアクション |
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対応機種 | ニンテンドーDS |
開発元 | フューズゲームズ |
発売元 | 任天堂 |
シリーズ | メトロイドシリーズ |
人数 | 1〜8人 |
メディア | DSカード |
発売日 |
2005年10月24日 2005年12月1日 2006年1月19日 2007年6月22日 |
対象年齢 |
ESRB: E OFLC: G CERO: 全年齢 PEGI: 3+ |
売上本数 | 1万本以上 (2008年5月) |
その他 | DS振動カートリッジ対応(ニンテンドーDSi、ニンテンドー3DSを除く) |
内容
編集『メトロイドプライム』の惑星ターロンIVを舞台に、モーフボールとなったサムスをピンボールの球に見立ててゲームを進める[1]。従来のピンボール同様、テーブルの下に球を落とすとミスとなるほか、敵からの攻撃でダメージを受けたり、メトロイドにエネルギーを吸収されることで体力が0になるとミスになる。
アイテムやイベント(コンバットモード)によってはミサイルやボムを発射したり、モーフボールを解除してビームの連射攻撃をすることもある。
モード
編集- マルチミッション
- 各テーブルでミニゲームをクリアしたり、ボスを倒すことで得られるアイテム「アーティファクト」を集めていく。
- シングルミッション
- ひとつのテーブルでスコアアタックや、(ボスを倒すまでの)タイムアタックを行う。
- ワイヤレスミッション
- 無線通信による1カートリッジ対戦プレイ。最大8名まで同時にプレイし、先に100,000ポイントを獲得したプレイヤーが勝利となる。
ステージはラヴァケイブスをモチーフとしている。
テーブル
編集- マルチミッションで最初からプレイできるテーブル。
- ミニゲームを複数発生させることで、別のテーブルに移動出来るようになる。
- フリゲートオルフェオン
- フリゲートオルフェオンのBGMは、第一作『メトロイド』のブリンスタのBGMが使用されている。
- ターロンオーバーワールド
- 上画面にボスがいるテーブル。
- アイスバレイ
- ボス サーダス
- フェイゾンマインズ
- ボス オメガパイレーツ
- アーティファクトテンプル
- ボス メタリドリー
- インパクトクレーター
- ボス メトロイドプライム
ミニゲーム
編集- パラサイト
- メトロイドマニア
- スペースパイレーツパニック
- ストライカーシューティング
- フェイゾンマルチボール
- ウォールジャンプ
開発
編集ニンテンドーDSの2画面を立てにするとピンボール台になるというアイデアがきっかけで、任天堂から『スーパーマリオボール』で実績のあったフューズゲームズにオファーが寄せられた[2]。 メトロイドを題材とすることは任天堂からの提案だが、偶然にもフューズゲームズも同じことを考えていたことが判明し、興奮したとフューズゲームズのエイドリアン・バリットは「Nintendo Online Magazine」91号で振り返っている[2]。
バリットの「ハイテクで宇宙的な雰囲気のものを作りたい」という考えから、フリゲートオルフェオン[注釈 1]がプロトタイプの題材に選ばれた[2]。
スーパーバイザーを務めたヒロ山田は、成果物を見た際、彼らが『メトロイド プライム』の世界観を的確に再現していると思ったと「Nintendo Online Magazine」91号でのインタビューの中で振り返っている[2]。NOA(Nintendo of America)の関係者からの評判も良く、「『サムスがモーフボールから起き上がってラピッドシューティングするのを作ってくれ』と言ったら本当にすぐ作ってくれて。これは行ける、と思いました。」とも話している[2]。 ボールや武器のパワーアップといったGC版の『メトロイドプライム』の要素がピンボールに落とし込まれた[2]。 要素の選定はフューズゲームズに任されたものの、任天堂側は、イギリスにある同社のオフィスに赴き、「世界観は『メトロイドプライム』に限定してほしい」「ボールをはじいた際に無反応なのは避けてほしい」といった要望を伝えることもあった[2]。
また、タッチスクリーンを応用したナッジも導入された[2]。
評価
編集IGNのお茶缶は、2022年に遊んだゲームの中でよかった作品の一つとして本作を挙げており、敷居の低さや完成度の高さに加え、大作の合間に遊ぶと癒しになると評価している[3]。
脚注
編集注釈
編集- ^ 海外版ではパイレーツフリゲート
出典
編集- ^ “アクション要素を盛り込んだ“戦う”ピンボール「メトロイドプライム ピンボール」”. ねとらぼ (2005年12月2日). 2023年1月10日閲覧。
- ^ a b c d e f g h “「メトロイドプライム ピンボール」開発スタッフインタビュー”. Nintendo Online Magazine (2006年2月). 2006年6月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月10日閲覧。
- ^ お茶缶 (2023年1月6日). “2022年を振り返る個人GOTY:お茶缶 3Dプラットフォーマーを満喫しつつ、『メトロイドプライム ピンボール』に癒やしを求める”. IGN Japan. 2023年1月10日閲覧。