メアリー・ド・ブーン
メアリー・ド・ブーン(Mary de Bohun, 1368年頃 - 1394年6月4日)は、イングランド王ヘンリー4世の最初の妻で、ヘンリー5世の母。夫の即位以前に出産時の事故で亡くなっており、王妃にはなっていない。
メアリー・ド・ブーン Mary de Bohun | |
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出生 |
1368年頃 |
死去 |
1394年6月7日![]() |
埋葬 |
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配偶者 | イングランド王ヘンリー4世 |
子女 | 一覧参照 |
家名 | ブーン家 |
父親 | ヘレフォード伯ハンフリー・ド・ブーン |
母親 | ジョアン・フィッツアラン |
生涯
編集父は第7代ヘレフォード伯兼第2代ノーサンプトン伯兼第6代エセックス伯ハンフリー・ド・ブーン、母は第10代アランデル伯リチャード・フィッツアランの娘ジョアン。曾祖父の第4代ヘレフォード伯ハンフリー・ド・ブーンはスコットランド王位請求者の1人で(スコットランド独立戦争を参照)、その妻エリザベス・オブ・リズランはエドワード1世の王女だった。姉エレノアはエドワード3世の末子(ヘンリー4世の叔父)グロスター公トマス・オブ・ウッドストックと結婚した。
ブーン家には男子がおらず、姉エレノアとメアリーが共同相続人であった。 グロスター公は相続の独占を狙い、メアリーを尼僧院に入れた。母ジョアンは幼い娘の身を案じ、ランカスター公ジョン・オブ・ゴーントに相談。1380年、ランカスター公は長男ヘンリー・ボリングブルックとメアリーを結婚させた。
1394年、26歳で死去。ヘンリーは5年後の1399年に国王ヘンリー4世として即位、1403年に再婚したジョーン・オブ・ナヴァールが王妃となった。