ミール (称号)
概要
編集ミールの語はペルシア語、シンド語、ベンガリー語、バローチー語のイスラーム教国で採用された。また、イラン、パキスタン、バングラデシュ、アフガニスタンの部族やグループの長の称号として採用された。
バハーワルプルではアミールは君主の称号であり、バルーチスターンのミールはサルダールの子弟の称号であった。また、サイイドの息子もしばしばミールの称号を持った。
ヒンドゥーの国では、ミール・ムンシー、ミール・ウムラーオという称号があったが、これらはアミーリ・ムンシー(秘書の司令官)、アミールル・ウマラー(軍総司令官)が現地で転用された形である。
オスマン帝国では、ペルシア語のミーリ・ミーラーンに対応する語としてベイレルベイの称号が取られたが、これはアラビア語のアミールル・ウマラーに相当する語である。