ミヤマウズラ(深山鶉、学名Goodyera schlechtendaliana)はラン科シュスラン属の常緑の多年草日本の地生のラン。

ミヤマウズラ
福島県福島市 2013年8月
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 単子葉類 Monocots
: キジカクシ目 Asparagales
: ラン科 Orchidaceae
: シュスラン属 Goodyera
: ミヤマウズラ
G. schlechtendaliana
学名
Goodyera schlechtendaliana Rchb.f.[1]
和名
ミヤマウズラ(深山鶉)

特徴

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は地を這い、節ごとにを張る。は、長さ2-4cm、幅1-2.5cmの先のとがった卵形で、地面近くに互生する。濃緑色の地に白い網目状の斑が入り、この様子がウズラの羽の模様に似ていることが名前の由来となっている。模様には個体差があり、美しいものは「錦蘭」と呼ばれ珍重される。

花期は8-9月。茎の高さは12-25cmになり、花序に7-12個の、鳥が翼を広げたような形をした薄いピンク色の小が、一方向に偏って咲く。花柄や花には細かい毛が密生する。

分布

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日本では、北海道、本州、四国、九州、琉球諸島奄美大島以北)に分布し、冷温帯から亜熱帯の林下に生育する。世界では、朝鮮半島台湾中国大陸ヒマラヤスマトラ島に分布する[2]。和名に「深山」と付くが、人里近い山林でも見られる。

種の保全状況評価

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群馬県東京都では絶滅危惧I B類(EN)に指定されている[3]環境省としての、レッドリストの指定はない。

ギャラリー

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近縁種

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北海道など亜寒帯針葉樹林に生育する。花は小型で、唇弁の内側に毛は無い。

脚注

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  1. ^ ミヤマウズラ 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)
  2. ^ 『改訂新版 日本の野生植物1』p.205
  3. ^ 日本のレッドデータ検索システム(ミヤマウズラ)”. NPO法人 野生生物調査協会ほか. 2016年12月4日閲覧。
  4. ^ ヒメミヤマウズラ 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)

参考文献

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