ミドリカビ病菌は、緑かび病と名付けられた病害を起こす病原菌の総称。緑かび病という名のつけられた病害はすべて、Penicillium属菌によるものである。

ミドリカビ病菌
分類
: 菌界 Fungi
: 子嚢菌門 Ascomycota
: ユーロチウム菌綱 Eurotiomycetes
: ユーロチウム目 Eurotiales
: マユハキタケ科 Trichocomaceae
: アオカビ属 Penicillium
和名
ミドリカビ病菌


日本植物病名目録[1]によると、緑かび病という病害には以下のものがある。

  • カンキツ緑かび病 病原菌:Penicillium digitatum
  • チューリップ緑かび病 病原菌:Penicillium corymbiferum
  • ヒアシンス緑かび病 病原菌:Penicillium hirsutumPenicillium puberulum


カンキツ緑かび病菌

編集

通常は収穫後のミカンに発生するが、樹上の傷果でも見られる。菌の発育温度は6-33°Cであり、最適温度は25°C前後である[2]


出典

編集
  1. ^ 日本植物病名目録、日本植物病理学会編(2000)
  2. ^ 有田みかんデータベース 緑かび病・青かび病

外部リンク

編集