ミチヤナギ(路柳、Polygonum aviculare)はタデ科一年草。別名ニワヤナギ(庭柳)。北半球の温帯から亜熱帯に広く分布する。

ミチヤナギ
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 core eudicots
: ナデシコ目 Caryophyllales
: タデ科 Polygonaceae
: ミチヤナギ属 Polygonum
: ミチヤナギ P. aviculare
学名
Polygonum aviculare L.
和名
ミチヤナギ
英名
Common Knotgrass
birdweed
pigweed
lowgrass
亜種
  • ミチヤナギ P. a. subsp. aviculare
  • オクミチヤナギ P. a. L. subsp. neglectum (Besser) Arcang. [1]

特徴

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種子

道端や荒地に多い雑草で、が細長くヤナギに似るためこの名がある。

細い縦筋が目立つは、途中で分岐し高さ10-40cmほどになる。互生するは長楕円形か、線状披針形で葉柄は短い。托葉は茎を抱き葉柄とつながる。は夏に咲き葉腋に1-5個つく[2]花被(萼)は緑色で長さ3mmほどになり、ふちが白色か紅色になる。深く5裂するが大きく開かない。花には1個のめしべと、6-8個のおしべがある。[3]果実は3稜形。花期は、5-10月である[2]

利用

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生薬名はヘンチク(扁蓄)。漢方では利尿などの効能があるとして用いられる。また西洋などでも収斂効果を利用した民間薬として使われる。

ベトナムでは野菜として食用にされる。

脚注

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  1. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-) BG Plants 和名-学名インデックス」(YList) Archived 2011年8月28日, at the Wayback Machine.
  2. ^ a b 野に咲く花(1989)
  3. ^ 原色野草観察検索図鑑(1981)

参考文献

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  • 林 弥栄、平野隆久『野に咲く花』山と渓谷社〈山渓ハンディ図鑑〉、1989年、370頁。ISBN 978-4-635-07001-0 
  • 長田武正『原色野草観察検索図鑑』保育社、1981年、380頁。ISBN 978-4-586-30058-7