寵物先生(ミスターペッツ)は台湾推理作家台湾推理作家協会会員。本名は王建閔(おう けんびん)。

ミスターペッツ
寵物先生
誕生 1980年
職業 小説家
ジャンル 推理小説
代表作 『虚擬街頭漂流記』(2009年)
主な受賞歴 台湾推理作家協会賞
島田荘司推理小説賞
デビュー作 「名為殺意的観察報告」(2006年)
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ミスターペッツ
寵物先生
各種表記
繁体字 寵物先生
簡体字 宠物先生
拼音 Chǒngwù Xiānsheng
注音二式 Chŭngwù Shiāngshēng
発音転記: チョンウーシエンセン
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来歴

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  • 2006年 - 第4回人狼城推理文学賞(現・台湾推理作家協会賞)で短編「名為殺意的觀察報告」が最終選考に残る。
  • 2007年 - 短編「犯罪紅線」で第5回の同賞を受賞。
  • 2008年 - 初の単行本(連作短編集)『吾乃雑種』を出版。
  • 2009年 - 『虚擬街頭漂流記』で第1回島田荘司推理小説賞を受賞、台湾・中国・日本・タイでの刊行が決まる

大学一年生の時に西村京太郎の『殺しの双曲線』と高木彬光の『刺青殺人事件』を読み、人を感動させる推理小説を一生追求していこうと心に決める。島田荘司東野圭吾などの日本の本格推理小説を愛好している[1]

台湾での筆名は寵物先生(チョンウーシエンセン)で、「寵物」はペットという意味、「~先生」は「~さん」という敬称に当たる。日本ではそれをそのまま英語に訳した「ミスター・ペッツ」という筆名を使っていた。2010年4月、島田荘司推理小説賞受賞作『虚擬街頭漂流記』の日本語訳刊行にあたって、日本でのペンネームの表記は寵物先生(振り仮名:ミスターペッツ)に統一された。

日本語訳作品

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単行本
  • 虚擬街頭漂流記(きょぎがいとうひょうりゅうき) (訳:玉田誠、2010年4月、文藝春秋ISBN 978-4-16-328960-1)(原題:虚擬街頭漂流記(2009))
短編
  • 彷徨えるマーク・ガッソン (訳:玉田誠、光文社『ジャーロ』2011年春号(2011年3月)) - 台湾では未発表

作品リスト

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単行本
アンソロジー・雑誌等収録短編
  • 名為殺意的観察報告
    • 『魅影殺機』(明日工作室、2006年4月) - 第4回人狼城推理文学賞入選作品集
    • 『台湾推理作家協会傑作選2』、2008年3月
    • インターネットサイト「台灣推理夢工廠」でも公開中
  • 犯罪紅線
    • 『誘殺』(明日工作室、2007年3月) - 第5回人狼城推理文学賞入選作品集
    • インターネットサイト「台湾推理夢工廠」でも公開中
  • 凍夏殺機
    • 自由時報』夏季特別号 2009年7月3日-7月5日
  • 長腿叔叔online
    • 『台灣推理作家協會會訊2012』(台湾推理作家協会、2012年8月)
    • 『歧路島』創刊号(台湾推理作家協会、2014年5月)
  • 奪命交叉點
    • 『自由時報』夏季特別号 2013年7月19日-7月21日
  • 桔梗之夏
    • 『自由時報』夏季特別号 2014年7月11日

エッセイ・その他

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島田荘司推理小説賞の受賞以前から、日本の推理小説関連ムックなどに台湾ミステリーについての記事を寄稿していた(中国語で書いたものを訳者が翻訳している)。

台湾ミステリーの紹介
  • 台湾ミステリー事情2007 (『本格ミステリー・ワールド 2008』南雲堂、2007年12月) - ミスター・ペッツ名義
  • 台湾ミステリー事情2008 (『本格ミステリー・ワールド 2009』南雲堂、2008年12月) - ミスター・ペッツ名義
  • 受賞のことばと2009年台湾ミステリーの発展 (『本格ミステリー・ワールド 2010』南雲堂、2009年12月) - 寵物先生(振り仮名:ミスター・ペッツ)名義
その他

脚注

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  1. ^ 『魅影殺機』(明日工作室、2006年)作者簡介を参照。

外部リンク

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