マーチ・771 (March 771) は、マーチ・エンジニアリングが開発したフォーミュラ1カー1977年F1世界選手権に投入された。

マーチ・771
カテゴリー F1
コンストラクター マーチ
デザイナー ロビン・ハード
マーティン・ウォルターズ
先代 マーチ・2-4-0
後継 マーチ・781S
主要諸元
シャシー アルミニウムモノコック
サスペンション(前) ダブルウィッシュボーン、スプリング、ショックアブソーバー
サスペンション(後) ダブルウィッシュボーン、スプリング、ショックアブソーバー
トレッド 前:1,422 mm (56.0 in)
後:1,473 mm (58.0 in)
ホイールベース 2,600 mm (100 in)
エンジン フォード-コスワース DFV 3.0 V8 NA
トランスミッション ヒューランド FGA400, 6速 + 反転1速 MT,
タイヤ グッドイヤー
主要成績
ドライバー イアン・シェクター
出走時期 1977年
初戦 1977年オランダグランプリ
出走優勝ポールFラップ
4000
テンプレートを表示

概要

編集

771は761Bの改良型であり、モノコックが小変更され、ラジエターの位置も変更された[1]。第7戦ベルギーグランプリに初めて持ち込まれたが、スペアカーとしてであり、実戦に参加したのは第13戦オランダグランプリであった。イアン・シェクターのドライブで予選25位、決勝10位であった。完走したのはこのレースのみで、その後は連続3戦でリタイアとなった[2]

マーチはこの年をもってF1から撤退、その機材はATSに売却された。

F1における全成績

編集

(key) (太字ポールポジション

チーム エンジン ドライバー ARG
 
BRA
 
RSA
 
USW
 
ESP
 
MON
 
BEL
 
SWE
 
FRA
 
GBR
 
GER
 
AUT
 
NED
 
ITA
 
USA
 
CAN
 
JPN
 
ポイント 順位
1977年 ロスマンズ・インターナショナル フォード   イアン・シェクター 10 Ret Ret Ret 0 -

参照

編集
  1. ^ Mattijs Diepraam. “Overtaken by history: The quick rise and fall of six-wheeled cars in Grand Prix racing”. forix.com. 2012年6月28日閲覧。
  2. ^ March 771”. statsf1.com. 2012年6月28日閲覧。

外部リンク

編集