マーク・ハミルトン (野球)
マーク・アラン・ハミルトン(Mark Alan Hamilton, 1984年7月29日 - )は、アメリカ合衆国メリーランド州ボルチモア出身の元プロ野球選手(一塁手)。左投左打。現役引退後の2020年から、医師に転身している。
セントルイス・カージナルスでの現役時代 | |
基本情報 | |
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国籍 | アメリカ合衆国 |
出身地 | メリーランド州ボルチモア |
生年月日 | 1984年7月29日(40歳) |
身長 体重 |
6' 4" =約193 cm 215 lb =約97.5 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 左投左打 |
ポジション | 一塁手 |
プロ入り | 2006年 ドラフト2巡目(全体76位) |
初出場 | 2010年4月20日 |
最終出場 | 2011年7月6日 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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経歴
編集プロ入りとカージナルス時代
編集2006年のMLBドラフト2巡目(全体76位)でセントルイス・カージナルスから指名され[1]、入団。傘下のマイナーリーグベースボール(MiLB)球団でおよそ6シーズンにわたって実戦経験を積んだ。
2010年4月20日のフロリダ・マーリンズ戦でメジャーデビューを果たした。
2011年には、MLB公式戦38試合に出場。チームでは主に代打要員や控え一塁手として扱われながら[2]も、ワールドシリーズ制覇を経験した[3]。
2012年には、MLB公式戦への出場機会がないまま、8月18日にFAになった。
レッドソックス傘下時代
編集2013年1月4日にボストン・レッドソックスとマイナー契約を締結。傘下のAAA級ポータケット・レッドソックスに所属した。シーズン終了後にFAになった。
ブレーブス傘下時代
編集2013年12月にアトランタ・ブレーブスとの間でマイナー契約を締結。
2014年シーズンに傘下のAAA級グウィネット・ブレーブスでプレー。シーズン終了後にFAになったことを機に、現役を引退した。MLBの公式戦には通算で47試合に出場したものの、カージナルス時代の2シーズンだけにとどまった。
現役引退後
編集医師を目指してドナルド・アンド・バーバラ・ザッカー医科大学(英語: Donald and Barbara Zucker School of Medicine at Hofstra/Northwell)へ進学したところ、2020年の初頭からアメリカ合衆国内でCOVID-19の感染拡大を受け、当初の予定より早く同年4月10日に卒業した[4]。同年6月からは、アメリカ合衆国ニューヨーク州にあるロングアイランド・ジューイッシュ・メディカルセンター(英語: Long Island Jewish Medical Center)の内科へ勤務。国内で感染の拡大が最も深刻なニューヨーク州で内科の研修医として患者の治療に当たることから、医科大学からの卒業に際しては、MLBの公式サイトで特集記事が組まれた[5]。さらに、メジャーリーガーから医師への転身自体が異例ということもあって、日本のメディアでもこの記事の抄訳が紹介された[2][3][4]。
詳細情報
編集背番号
編集- 64 (2010年)
- 38 (2011年)
脚注
編集- ^ “Baseball Reference (Minor)”. Baseball Reference (Minors) (2006年6月6日). 2014年12月28日閲覧。
- ^ a b “元カージナルス・ハミルトン氏が医師転身で最前線へ”. 日刊スポーツ (2020年4月8日). 2020年4月24日閲覧。
- ^ a b “MLB元選手がコロナとの闘いへ 医師転身マーク・ハミルトンさん”. 共同通信社 (2020年4月8日). 2020年4月24日閲覧。
- ^ a b “元メジャーリーガーが医者に転身 NYでコロナ最前線へ「我々は乗り越える」”. FullCount (2020年4月9日). 2020年4月24日閲覧。
- ^ “Ex-Cardinal Hamilton now a doctor on front lines”. MLB.com (2020年4月8日). 2020年4月24日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- Mark Hamilton stats MiLB.com