マラアワフ(Malawachまたはmalawah、アラビア語: الملوح‎、ヘブライ語: מלאווח‎またはמלווח)は、イエメンの主食となる揚げパンである。

マラアワフ
トマトソース、スクッグとともに提供されるマラアワフ
種類 パン
発祥地 イエメン
主な材料 パフペイストリー、油脂
テンプレートを表示

パンケーキに似て、油脂を塗ったパフペイストリーの薄い層からなり、フライパンで平たく揚げられる[1]。伝統的にはトマトのディップ、固茹で卵、スクッグ(辛いソース)とともに供される。また、蜂蜜が添えられることもある[2]

イエメン・ユダヤ人のイスラエルへの移民を通じて、イスラエル自体の郷土食となった。冷凍のマラアワフは、様々なレシピでパン生地の代わりに用いられる[1]

マラアワフの製法、味、質感は、南インドパロタ(またはケーララ州パラタ)、北インドラチャパラタに似ている。どちらも層状の平らなパンで、インド料理では人気がある[3]

関連項目

編集

出典

編集
  1. ^ a b Old memories, new dishes: Malawach reinvented
  2. ^ Roden, Claudia (1997). The Book of Jewish Food: An Odyssey from Samarkand to New York. Knopf. p. 549. ISBN 0-394-53258-9 
  3. ^ http://www.manjulaskitchen.com/2013/02/03/lacha-paratha-layered-flat-bread/