マペイ
マペイ (MAPEI) は、イタリアの建築材料メーカーである。社名は"イタリア語: Materiali Ausiliari Per l'Edilizia e l'Industria"(和訳:建設および産業用補助材料)の頭文字を取って付けられている。
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 | イタリア・ミラノ |
設立 | 1937年 |
業種 | 建築材料 |
売上高 | 22億2700万ユーロ(2015年) |
営業利益 | 1329.71万ユーロ(2015年) |
純利益 | 4556.5万ユーロ(2015年) |
純資産 | 7億2770.6万ユーロ(2015年) |
総資産 | 16億3400万ユーロ(2015年) |
従業員数 | 235,915人(2017年) |
所有者 | エンメ・エッセVi S.r.l. (93.95%) |
主要子会社 |
USサッスオーロ・カルチョ (100%) マペイ・スタジアムS.r.l. (100%) |
関係する人物 |
ロドルフォ・スクインツィ(創業者) ジョルジョ・スクインツィ(前CEO) |
外部リンク | https://www.mapei.com/ |
1937年2月12日にロドルフォ・スクインツィによってミラノに設立された。最初は塗料や組積造製品を製造する従業員3名の小さな同族経営企業であった。ロドルフォが創業して6年後に息子のジョルジョが誕生する。ジョルジョは1969年に工業化学の博士号を取得し[1]、1976年にマペイの経営を引き継ぐと、彼は父の事業を急速に世界規模まで拡大した[2]。M&Aによる拡大もあって、マペイは2017年時点で五大陸35ヵ国に87の子会社と81の製造拠点を有し、マペイの他にPOLYGLASS、VAGA、CERCOL、ADESITAL、VINAVIL、mosaico+といったブランドを抱えている[3]。
2019年10月2日、CEOを務めていたジョルジョ・スクインツィが76歳で死去した[2]。
スポーツとの関わり
編集ジョルジョ・スクインツィはロードレースのファンであり、1990年代にマペイ・サイクリングチーム(ドゥクーニンク・クイックステップの前身)のスポンサーとなって、トニー・ロミンゲル、アブラハム・オラーノ、ヨハン・ムセウ、フランク・ヴァンデンブルック、アンドレア・タフィ、ミケーレ・バルトリ、パオロ・ベッティーニといったスター選手を擁して多大な成功を収めた[2]。2000年代に入ってクラブチームからは撤退したものの、マペイは2008年以降世界選手権自転車競技大会ロードレースのスポンサーとなっており[4]、その契約は2022年終わりまで更新されている[2]。
ジョルジョはまたサッカー好きでACミランのファンでもあったが、2002年に当時セリエC2(4部)に属していたUSサッスオーロ・カルチョを買収して、クラブをセリエA(1部)まで引き上げて中位に定着させるところまで躍進させた[5]。
脚注
編集- ^ “Giorgio Squinzi died: he was 76 years old. Former president of Confindustria, he was the owner of Mapei and Sassuolo Calcio”. EN24 (2019年10月3日). 2019年10月3日閲覧。
- ^ a b c d Ellis Bacon (2019年10月3日). “Mapei boss Giorgio Squinzi dies aged 76”. Cycling News. 2019年10月5日閲覧。
- ^ A History Of The Mapei Group
- ^ “Mapei is Main Sponsor of the UCI Road World Championships 2017”. マペイ (2017年9月15日). 2019年10月5日閲覧。
- ^ “生粋のミラニスタながら、サッスオーロの躍進を支えたスクインツィ氏が死去”. 超ワールドサッカー (2019年10月3日). 2019年10月5日閲覧。
外部リンク
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